2023年の運行は6月20日から。御嶽山のロープウェイの新事業者が決定

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運営事業者の撤退で2023年の運行が未定だった長野県の御嶽山のロープウェイについて、このほど指定管理者が決まり、6月20日(火)に運行を開始する予定となっている。運行期間(予定)は紅葉シーズンが終了する11月3〜5日の三連休まで。御嶽山の五合目から七合目まで、標高差580mを片道約15分で結ぶロープウェイは今シーズンも観光客や登山者でにぎわいそうだ。

2023年の営業が決まった御嶽ロープウェイ(写真=PIXTA)

標高1570mの鹿ノ瀬駅(山麓駅)と、2150mの飯盛高原駅(山頂駅)を結ぶ御岳ロープウェイは木曽町が所有し、2022年秋まではアスモグループが指定管理者として運営していた。しかし、14年9月の噴火以降は利用者が大幅に減り、さらにコロナ禍で利用者数が半減。また、御嶽山の火山活動により登山規制がかかったり、燃料・物価の高騰なども影響したりして運営継続が難しくなっていたため、同社が撤退を決定。これを受けて、同町は指定管理と無償譲渡の両面で運営事業者を探していた。

23年から指定管理者となったのは同町内でゴルフ場やホテルを経営する「木曽カントリー」。施設の表記を「おんたけロープウェイ」とあらため、運行時間帯や乗車料金などは前シーズン同様でロープウェイを運行する予定という。

 

関連サイト

おんたけロープウェイ
https://ontake-rope2150.jp/

 

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御岳ロープウェイの事業者が撤退決定。2023年シーズンは運行のめど立たず(2022年08月31日)
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=6860

 

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