霧ヶ峰で夏山の気象を学ぼう。都岳連気象委員会が8月1〜2日に講座

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年間を通じて山岳気象について学ぶ講座を実施している東京都山岳連盟気象委員会では、8月1日(木)〜2日(金)の2日間、霧ヶ峰で山での気象判断などを実践する講座「ガイドと体験する夏山の気象判断 in 車山高原」を開催する。

講座のテーマは「夏山の気象判断を身につけよう!」。車山と八島ヶ原湿原で行なう講座では、実際に登山ガイドと山を歩きながら、事前準備や現地の雲の動きや風、日照の変化などを観察、体感し、現場での気象判断を体験。夏空の特徴、降雨時の注意事項などを知ることができる、盛りだくさんの内容となっている。車山は近くに高い山が少なく、三六〇度の展望があるため、長野地方気象台のレーダー観測所がある。1日は年に一度のレーダーの一般公開日なので、施設を見学しながら、北、中央、南アルプスの名峰の大展望を楽しむ。コロボックルヒュッテに宿泊し、2日目はヒュッテ周辺や八島ヶ原湿原などを散策し、高層湿原を観察し、気象観察などを行なう。

「ガイドと体験する夏山の気象判断 in 車山高原」 概要

日時:2024年8月1日(木)~2日(金)
主催:東京都山岳連盟気象委員会
集合時刻:8月1日(木)11時コロボックルヒュッテ前(車山肩バス停徒歩3分、ヒュッテ裏に専用駐車場あり)
解散:8月2日(金)12時30分 八島ヶ原湿原バス停
参加費:都岳連会員15,000円(jRO・ヤマレコ会員も同額)、一般18,000円(参加費とは別に宿泊費9,000円が必要。往復交通費は各自負担)
持ち物:山小屋一泊の山行装備一式(山小屋は温水シャワーあり)
申し込み:専用フォームより申し込む。7月29日(月)締め切り

この記事に登場する山

長野県 / 霧ヶ峰・八ヶ岳

車山 標高 1,925m

 美ヶ原、鉢伏山、霧ヶ峰と、ロザリオの玉のようにつながる明るい草原の山は、日本の中部以南では珍しい。この草原帯を横切って道は和田峠や、その西の大門峠、大河原峠を越えていく。中でも和田峠は、中仙道の要衡として明治維新前後の歴史の多くをとどめる。水戸藩を追われここを駆け抜けた武田耕雲斎率いる天狗党の一行、幕府の政略結婚の犠牲となって越えた和宮(かずのみや)、そして信越線の開通とともに亡びた和田の宿や東・西の餅屋など。  現代の霧ヶ峰は最高点、車山を中心としてスキーリフトが集まり、東京周辺の人々の最も便利なスキー・ゲレンデとなっている。また、白樺湖、霧ヶ峰、美ヶ原をつないで、さわやかな高原のドライブを楽しめる。  なお、代表的なハイキング・コースは、東餅屋―和田峠―鷲ヶ峰―八島湿原―車山―白樺湖と歩くのが楽しい。全行程5時間。

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