南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

南アルプス南部の2024年夏山登山期間の山小屋の営業内容や予約方法についての情報が発表されています

椹島付近から望む赤石岳の様子(2024.04.19 椹島ロッヂ)
椹島付近から望む赤石岳の様子(2024.04.19 椹島ロッヂ)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

05/08(水) ---
甲府市の天気予報
明日
晴一時雨
36℃
24℃
明後日
晴のち曇
35℃
24℃
日本気象協会提供 2024年9月10日 18:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
晴のち雨
32℃
25℃
明後日
晴のち曇
32℃
25℃
日本気象協会提供 2024年9月10日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

椹島ロッヂは、4/27から2024年シーズンの営業を開始しています。7/10までの椹島ロッヂへのご宿泊については、電話で受け付けています。
なお、バス送迎の時刻は、林道の工事による通行止め規制があることから、ロッヂ宿泊の予約後に個別での打ち合わせとさせていただきます。

■当社が運営するロッヂ・山小屋・避難小屋の営業日程(2024年シーズン)
・椹島ロッヂ 開設期間: 4月27日~11月4日
・千枚小屋 開設期間: 7月11日~10月13日
・荒川小屋 開設期間: 7月11日~10月13日
・赤石小屋 開設期間: 7月11日~10月13日
・百間洞山の家 開設期間: 7月11日~9月23日
・熊の平小屋 開設期間: 7月11日~9月23日
・中岳避難小屋 開設期間: 7月11日~9月23日
・赤石岳避難小屋 開設期間: 7月11日~9月23日
・小河内岳避難小屋 開設期間: 7月11日~8月24日
・高山裏避難小屋 開設期間: 7月11日~8月24日

★2024年夏山登山期間の山小屋の営業内容や予約方法については、山小屋の施設所有者である静岡県・静岡市から情報が解禁されました。詳細については、弊社のホームページにてご案内しております。 →
https://www.t-forest.com/alpsinfo/

■椹島ロッヂ・各山小屋への7/11~9/23宿泊分のご予約について
1.夏山登山期間中の椹島ロッヂ・各山小屋へのご宿泊は、事前にWEBまたは電話による予約が必要です。予約受付開始日程などは以下の通りです。
ただし、2024年シーズンの小河内岳避難小屋及び高山裏避難小屋については、予約制をとらず当日の受け付けとします。
[WEB] https://www.maitabi.jp/yado/
6月11日(火)の10:00から WEBで先行して受け付けを行います(7/11~9/23宿泊分を通じて、一斉に受付開始)
[電 話〕 03-6265-6967
(月曜~金曜ならびに7/13以降は土曜・祝日も受付,10:00~16:00)以下のように、宿泊日により分散して受け付けを開始します。
・7/11~7/31宿泊分 6月18日(火)から
・8/1~8/31宿泊分 6月25日(火)から
・9/1~9/23宿泊分 7月1日(月)から
2.テント泊は、いずれの幕営地とも予約制をとらず当日受け付けとします。
3.7/11~9/23の山小屋宿泊分の予約申し込みは、(株)毎日企画サービスが業務受託する「特種東海フォレスト予約センター」での取り扱いとなります。
なお、WEB予約に際しては、初回は「会員登録」が必要となるため、事前にご登録いただくとスムーズにご予約を開始いただけます。
4.7/11~9/23の宿泊予約分の宿泊代は、クレジットカード等の事前決済です(なお、9/24以降の宿泊分については現地での現金払いです)。
5.予約取り消しや人数減員の場合、以下のキャンセル料を申し受けます
・ご宿泊2日前・前日の取り消しなどは、一人1泊 5000円
・ご宿泊当日の取消・無連絡(不泊)は、宿泊料金の100%
6.9/24以降に宿泊される椹島ロッヂ及び山小屋への予約は、9月1日(日)から別途方法での受け付けとなります。

■山小屋・避難小屋の営業期間外の状況について
・弊社が管理運営している山小屋(千枚小屋・荒川小屋・赤石小屋・百間洞山の家・熊の平小屋・中岳避難小屋・赤石岳避難小屋・小河内岳避難小屋・高山裏避難小屋)では、いずれも営業期間外においては避難時に利用できるよう各山小屋・避難小屋とも建物の一部を開放しています(いずれも5~10人分程度のスペースです)。
こちらをご確認ください。 ⇒ https://www.t-forest.com/news/detail/70
・幕営指定地は、いずれも使用可能です。
・一部を除き、各山小屋・避難小屋のトイレは閉鎖して利用できません。携帯トイレを持参して利用するなど排せつ物等の持ち帰りにご協力ください。
・水場は、時期によって枯れる場合がありますので、あらかじめ最低限の水を準備するなどご注意願います。

登山道の状況

入山の際には雪山装備が必要です。

注意点

■畑薙第一ダム周辺の駐車場について
●沼平(林道入口ゲート前)
県道60号線(南アルプス公園線)の終点・沼平に、20台程度の駐車スペースがあります。周辺に公衆トイレ等の設備はありませんのでご注意ください。
●畑薙第一ダムのダムサイト(堰堤の左岸・右岸)
畑薙第一ダム堰堤の左岸側にあった公衆トイレや路線バス待合所の建物は撤去されており、トイレや公衆電話、自動販売機はありませんのでお気をつけください。
【注意】電力会社や道路を通行する車両の妨げとなりますので、畑薙第一ダムのダムサイトには駐車をしないでください。また、路上駐車もおやめください。

■交通アクセス/道路情報
静岡市・川根本町の各方面から井川・畑薙第一ダムの山間部へ向かう道路では、工事に伴って時間帯通行規制が実施されている場合がありますのでご注意下さい。
通行規制の情報は、事前に「静岡市道路通行規制情報しずみちinfo」のサイトなどでご確認ください。
https://shizuokashi-road.appspot.com/
<お問い合わせ先> 静岡市役所 葵北道路整備課 電話:054-294-1131

林道東俣線(静岡市役所管理,沼平~椹島方面)は、工事に伴って全面通行止めや時間帯通行止めの規制が行われています。徒歩で通行される際にはご注意願います。
通行規制情報は、「静岡市役所林道通行規制情報」のサイトでご確認ください。
https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_004410.html

※静岡県警地域部地域課の Twitter 公式アカウントで、山岳遭難防止に役立つ情報
などが発信されています。 ⇒ https://twitter.com/SP_chiiki

■「毎日あるぺん号」の聖沢登山口・椹島方面への乗り入れについて
毎日企画サービス<以下、毎日新聞旅行>が催行する登山バス「毎日あるぺん号」は、この夏、東京から南アルプス南部・静岡県側の登山口にあたる畑薙大吊橋や聖沢登山口、椹島ロッヂへ向かう便を運行することとなりました(なお、東京への復路便については、椹島ロッヂ、沼平ゲート、白樺荘での乗車となります)。
これまで運行していた県道終点・沼平ゲートから先の林道東俣線については、井川観光協会(聖平小屋・茶臼小屋を運営)及び特種東海フォレスト(千枚小屋・赤石小屋ほかを運営)の施設利用者を対象とするもので、毎日新聞旅行では沼平から椹島方面への林道を管理する静岡市役所に通行許可を現在申請中です。
聖岳方面への登山や幕営で登山をされる皆さんの交通アクセスの利便性が向上します。

お知らせ

■お問い合わせ先
★椹島ロッヂ <赤石岳・悪沢岳への登山>
(株)特種東海フォレスト 電話:0547-46-4717

■近隣の山小屋などのお問い合わせ先
<聖岳・茶臼岳方面への登山> 井川観光協会 電話:080-1560-6309
<光岳方面への登山> 川根本町役場 電話:0547-58-7077
<長野県側から聖岳・光岳へ> 遠山郷観光協会 電話:0260-34-1071

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂ及び山小屋への宿泊、及びその予約受け付けについて2023.09.17

百間洞山の家・熊の平小屋・中岳避難小屋・赤石岳避難小屋は9月24日の宿泊で今期の営業は終了2023.09.24

千枚小屋・荒川小屋・赤石小屋は、10月9日の宿泊で今季の営業は終了となりました2023.10.10

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島からの赤石岳
  • 椹島付近から望む赤石岳の様子
  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

聖岳 標高 3,013m

 聖岳は南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山である。安倍奥の山から眺めると、屋根の形をした特徴ある山で、すぐ目にとまる。左手の高い方が前聖岳、地図によっては西聖岳とも書いてあるが、3013mの標高がある。主脈から外れた右手の低い方は奥聖岳といい、2982mの高さを有する。三角点(2978m)は低い方にあり、三角点のない高い方を聖岳と呼ぶ。  山名は山が深い南アルプスの中でもとりわけ奥深く、世俗を脱した聖なる山、すなわち聖岳という説と、大井川からこの山に登る沢は悪場が多く、ヘズリ(沢の両岸の岩壁帯をトラバースすること)が多い沢という意味からヘズリ沢―ヒジリ沢―聖沢となり、この沢の源頭の山ゆえ、聖岳になったという説がある。  山頂から主脈を目で追っていくと、うねうねと続く雄大な稜線上にいくつもの名高い山々が浮かび出ている。足元の大きな谷の向こうには赤石岳が両翼を広げた格好で全容を見せる。左手には気持ちのよさそうな広々した平らがあるが、これが百間平である。赤石岳の右奥には均整のとれた悪沢岳が目を引く。さらにその奥には塩見岳の山頂が2つに分かれて見える。もっと奥には日本第2位の高峰、北岳や大きなカールを持つ仙丈ヶ岳と、すべてが3000mを超える山々である。  時間があれば足を延ばして、三等三角点のある奥聖岳を往復してみたい。低いハイマツの中に細い踏み跡がはっきりついている。  聖岳登山の代表的コースは聖沢から聖平経由のルート。しかし聖岳往復だけではちょっともったいない。聖平から山頂をピストンし、上河内岳経由で畑薙大吊橋へ出るコースは、帰路のバス停も近いので便利。  静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダム湖畔の林道を歩いて登山口を目指す。荷物の大きさやパーティの力にもよるが、3~4時間で登山口に着く。ここから草の中を約1時間、ジグザグ道の急登で汗を流す。やっと平らになるころ造林用の出合所小屋が左手に出てくる。聖沢を渡る吊橋まで巻き道が続き、橋からは尾根道に取り付いて標高をかせぐ。やがて聖岳がよく見える展望台に出ると、そこからは緩やかな道が聖平小屋へ導いてくれる。広々とした平坦地には平成3年に新築された聖平小屋と古い小屋の2棟がある。目的地である聖岳へは、空身で4時間もあれば往復できる。  往復したならば、聖平小屋を後にして上河内岳へ向かう。三角点は縦走路から少し外れているが、静かな山頂だ。茶臼岳の手前を左にとると、横窪沢、ウソッコ沢を経て畑薙大吊橋まで一気の下りである。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈南部

笊ヶ岳 標高 2,629m

 笊ヶ岳は南アルプスの前衛とはいえ、なかなか登る機会の少ない山の1つである。特徴ある双耳峰は甲府盆地からもよく見え、同定しやすい山である。  登山適期は残雪期がよい。尾根筋で水が得やすいこと、大井川の谷を隔てて見る南アルプスの色彩の変化が楽しめることなどが理由。  独立峰なので、360度の大展望を手中にできる。これは多少の入山の困難さを帳消しにして余りあるものといえよう。  一般的な登山は、雨畑川沿いの馬場集落から奥沢、布引山を経てピストンということになろう。山中1泊。山頂まで登り10時間30分。『甲斐国志』には「山形淘ざる(いざる)ヲ覆(ふせ)タルカ如シ因テ名ツク」とあるが、山形に若干の疑問がある。最初の登山者は中村清太郎であり、明治44年12月1日、奥沢の谷をつめてその頂に立った。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報