立山 | 立山室堂山荘

室堂~一の越、雷鳥平~剣御前は残雪緩むと滑るため爪多いアイゼン推奨。高山植物開花。要紫外線対策

雪解けで現れた浄土山分岐の標識(2024.07.01 立山室堂山荘 )
雪解けで現れた浄土山分岐の標識(2024.07.01 立山室堂山荘 )
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天気・気温

06/19(水) 12:00 快晴 12℃
富山市の天気予報
明日
雨のち晴
33℃
26℃
明後日
曇のち晴
32℃
25℃
日本気象協会提供 2024年8月16日 4:00発表
松本市の天気予報
明日
34℃
23℃
明後日
晴一時雨
35℃
22℃
日本気象協会提供 2024年8月16日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候
6/19 12:00 快晴 12℃

■自然【小屋の周辺の様子】
6/19 昨日は朝から昼まで降雨していましたが、夕方には晴れました。
本日も空気が澄んでおり良いと天気となっています。

室堂平の積雪はだいぶ溶けてきており残雪が残っている個所で1~2m前後、ターミナル周辺やみくりが池周辺の遊歩道の雪は溶けて地面が出ています。

みくりが池も程よく溶けてきており、快晴の日にはターコイズブルーのみくりが池を眺めることができます。

高山植物の花が咲き始めています。イワウメ、キバナ シャクナゲ シャクナゲ 、コ イワカガミ イワカガミ ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、ミツバノバイカオウレン、ミネズオウ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ が咲き始めています。

室堂の気温は朝方5℃程、日中は10℃前後です。

6/25の日の出は04:34頃、日の入りは19:14頃です。

登山道の状況

6/19
室堂周辺の一部夏道以外はまだ雪が覆っています。
観光客も含め多くの方が歩いているのでトレースも多く、踏み抜きもあまりありません。

朝一は雪が若干硬めです。荒天時にはトレースが消えますので状況変化にご注意ください。

ピッケルはなくても歩けますが、室堂~一の越や雷鳥平~剣御前などの山腹には積雪が夏まで残りますのでアイゼンの用意はあったほうがいいです。

日中の雪はかなり柔らかく下りは12本爪でもズルズルしますので、室堂山や、剣御前の上り下りをする方はチェーンアイゼンよりもちゃんとしたアイゼンを推奨です。

・来週6/25に一の越への道の雪を切る作業を行う予定です。
作業中はご不便おかけしますが歩行者が歩きやすくするための作業ですので何卒ご了承くださいませ。

■スキー、スノーボード、登山を行う方へ
この時期の状況をよく理解している経験者、またはガイドとの同行をお勧めします。
雪崩などのリスクについて、周辺では特別ロープを張るなどの指示はしておりません。
各自が現場での見極めになります。

■雷鳥沢キャンプ場
4月20日よりライチョウ沢キャンプ場がオープンし、水場やトイレなどが利用可能となっています。

■浄土沢
雷鳥平キャンプ場から劔岳方面へ行く浄土沢は今まで崩壊しそうな雪渓の上を歩く必
要がありましたが、橋がかかり安全に歩けるようになりました。

登山装備

立山室堂は残雪期終盤です。
吹雪くことはほぼないですが、天候が悪く風が強いといまだ氷点下の体感気温となります。

晴れた日の行動中、日差しがあると体感ではかなり暑く感じますが、雲が出て稜線上で風に吹かれると一瞬で体が冷えます。
紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは通年必須です。

駅ターミナルから室堂山荘は雪の上を歩きます。
ターミナル前広場には看板がありますしルート上に竹ポールを刺してありますが、濃霧等天候によってはルートが不明瞭なこともあります。
その際はお電話にてお問い合わせ下さい。徒歩でお迎えに上がります。

注意点

天気が安定せず時間ごとに目まぐるしく変わります。
また、山に入るときは事前に行動予定日の天気をご確認下さい。

■以下ヤマケイオンライン付加情報
・富山県警察山岳警備隊 SNS 
https://x.com/toyama_sangaku

・立山黒部アルペンルート
https://www.alpen-route.com/index.php
室堂のライブカメラがあります
※雪の大谷イベントは6/25まで
※黒部ダムの観光放水は6/26からです。
※室堂駅前広場にある立山玉殿の湧水が始まりました。名水百選の一つで飲用水を汲むことができます。

お知らせ

■室堂山荘HP
http://www.murodou.co.jp/

■室堂山荘 
電話 076-463-1228

室堂山荘HP、Twitter
http://www.murodou.co.jp/
https://twitter.com/murodousansou
https://www.instagram.com/tateyamamurodousansou/

■宿泊には予約が必要
当山荘空室状況は立山室堂山荘ホームページに記載してありますのでご確認下さい。
7月下旬から8月中旬、紅葉シーズンの土日祝日はほぼ満室です。6月から7月上旬の
平日はだいぶ余裕があります。

■奥黒部ヒュッテ(系列の小屋になります)
例年道の補修が7月中旬前後までかかるため、営業開始は7月25日を予定しております
営業期間(2024年):7月25日~9月30日 予約受付中
場所:黒部川東沢出合
※予約の際に必ず奥黒部ヒュッテの予約である旨必ずお申し付け下さい
詳しくはこちら
http://www.murodou.co.jp/kurobe/kurobe.htm

昨年の今頃の様子は?

一の越から浄土山方面に向けて熊の目撃情報がありました。ご注意下さい。2023.08.18

トウヤクリンドウが咲き、イワイチョウの葉が少し色づき夏の終わりを感じます。下りは一歩づつ確実に2023.08.24

暑さのピーク過ぎても紫外線対策は必要です。体調不良や怪我による遭難が多発!下りは特に慎重に2023.09.01

主ルート支障なしる周辺の草花は少しずつ色褪せイワイチョウやコバイケイソウは黄色く色づいています2023.09.07

立山室堂山荘周辺の過去の様子

  • 山頂の雄山神社
  • 雪解けで現れた浄土山分岐の標識
  • 残雪が消えた浄土山への上りコース
  • 山荘前で咲くクロユリ
  • 野口五郎と槍穂
  • 室堂山展望台から眺める雲海
  • ハクサンイチゲ
  • ミヤマキンバイ
  • 久々に冠雪しました
  • 雪上に残るケモノの足跡
  • 今日はガスのため客室棟すらぼやけて見えます
  • ガスって見晴らしがありません

立山室堂山荘

現地連絡先:
076-463-1228
電話番号:
076-463-1228
連絡先住所:
〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂

地図で見る
http://www.murodou.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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立山・大汝山 標高 3,015m

 ふつう立山と呼ぶ場合、雄山神社を祭る雄山(3003m)か、浄土山、雄山、別山を含めた立山三山を指す。昔は毛勝三山から薬師岳辺りまでを含めて立山と呼んだし、江戸時代の文人画家、谷文晁(たにぶんちよう)の『日本名山図会』では別山、立山、剱岳をひとまとめに「立山」としている。つまり漠然とした山域なのだ。  その山域の最高峰が大汝山。古くは御内陣と書かれているので、雄山神社の奥社だったと思われる。縦走路から少し東にそびえている。  花崗閃緑岩質片麻岩で構成される大汝山には、西側に氷河地形として知られるカールがある。日本の地理学のパイオニアで、日本の氷河地形を初めて発見した山崎直方の名をとった山崎カールで、天然記念物に指定されている。  冬の北西の季節風で豪雪が山の東側に積もるため、日本のカール地形はほとんど東斜面に発達しているので、西斜面の山崎カールは珍しい。室堂から見ることができる。  地籍は富山県中新川郡立山町。乗鞍火山帯に属す火山で、溶岩台地の弥陀ガ原の上にそびえている。立山のもう1つの顔は加賀の白山とともに北陸の霊山として古くから信仰されていた修験道としての山。  開山は大宝元年(701)で越中介佐伯有頼(慈興上人)が鷹狩りの折、手負いのクマを追って奥山に入り岩屋に追い込んだが、中に入ると阿弥陀如来と不動明王に化身し「立山開山」を命じたとか。同じ8世紀には越中国の国守に任じられた万葉の歌人、大伴家持が「立山に降り置ける雪を常夏に 見れども飽かず神からならし」と歌ったように、立山は霊位に満ちた山なのである。  後年、天台宗と真言密教の修験道場となり、立山三山を極楽、地獄谷と剱岳を地獄に見立てた思想が独得の立山講を生み、山麓の芦峅寺衆徒の立山曼茶羅図による視覚に訴える全国布教で信者を増大させていった。ことに、宗教上のタブーだった女性にも極楽往生ができるという「布橋大潅頂」がセールスポイントで、江戸時代での先進的、精神的女性解放の旗印だった。  イラスト入りで地獄極楽を説き、ほかの宗門では不可能な、女性でさえ極楽往生ができるという説教を聞かされたときの驚きと喜びが、立山講中の賑わいを生み、芦峅寺から材木坂を登り、長大な弥陀ガ原をたどって室堂や雄山へと、三十数kmもの山道の苦行を悦びに変えていたのである。  現在の登山者は室堂までケーブルカーやバスを乗り継ぎ、室堂から2時間30分で雄山へ、さらに15分で最高峰の大汝山に登り着く。

富山県 / 飛騨山脈北部

奥大日岳 標高 2,611m

 剱・立山連峰と同じ山域にあるためちょっと目立たないが、弥陀ガ原や室堂平からの姿は大きくて重量感がある。  立山三山と剱岳を結ぶ主稜線の剱御前(つるぎごぜん)で西に分岐し、新室堂乗越に下ってから起伏していく大日尾根の最高峰で。  大日という名から分かるように、ここも修験の山で、霊峰立山の前衛峰として大日如来体現の聖地であった。ここから立山川の深い谷越しに見上げる剱岳の峻厳な姿はすばらしく、遙拝の地にふさわしい眺めだ。  大日尾根もここまでは剱岳と同じ閃緑岩だが、この先は明るい新期花崗岩になる。ゆったりした山容のため、お花畑も多く、ハイマツの間にハクサンイチゲやチングルマ、ミヤマダイコンソウ、クロユリ、コバイケイソウなどの群落が美しい。  一般向の登山コースは、アルペンルートの終点室堂から浄土川を渡って新室堂乗越へ登り、西へ大日尾根を行く3時間の行程だ。もう1つは主として下りに使われる称名坂コースで、称名平から大日平、中大日岳を経て山頂に至るもので、7時間の急登だ。

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真砂岳 標高 2,861m

真砂岳は立山連峰の北側に位置する山。山頂から東側に5分ほど下った場所には内蔵助山荘がある。 山体の東側にある内蔵助カールは、日本国内で7箇所確認されている氷河の1つで(2019年時点)、唯一、一般登山者が立ち入ることが出来る場所として知られている。

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