槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

槍沢復旧(暫定措置です。最新情報得て)。万全の防寒防水防風対策で。キバナシャクナゲなど開花

晴天の槍沢を俯瞰(2024.07.23 槍ヶ岳山荘 )
晴天の槍沢を俯瞰(2024.07.23 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

07/16(火) 7/16 13:45 小雨降ったり止んだり ガスで視界不良 飛騨からやや風あり
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
33℃
22℃
明後日
曇のち雨
30℃
22℃
日本気象協会提供 2024年8月25日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇時々晴
30℃
22℃
明後日
晴のち雨
32℃
22℃
日本気象協会提供 2024年8月25日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■槍沢登山道及び南岳新道は復旧しました(7月11日)
6月30日から7月1日にかけて降った大雨により被害を受けた槍沢の登山道ですが、応急的な作業が完了した為、7月12日より通行規制は解除されます。
ただし、今回は暫定的な措置に留まる箇所も多く、通常よりも難易度が上がり、今後の雨で再び被害を受ける可能性もあります。
通行する際は、ご自身の判断と責任の元、行動されるようお願いいたします。
最新情報得るようにお願いします。(ホームページでも発表します)

※現時点で通行に注意すべき暫定復点や、現地画像、通行時の動画が以下にあります。
入山前に必ず参照してください
https://www.yarigatake.co.jp/view/13925/

・南岳新道
並行して登山道補修の作業を行なっていました。
こちらは雨によるものなのか雪によるものなのか原因は不明ですが、現場は南岳小屋から槍平小屋に向けて下りること15分程度の場所です。

※現時点で通行に注意すべき暫定復点や、現地画像、通行時の動画が以下にあります。
入山前に必ず参照してください
https://www.yarigatake.co.jp/view/13925/

・是非この状況について情報の拡散のご協力をお願いします。
通行できなくなったという情報は話題性がある為、メディアでもSNSでも取り上げられ拡散されます。
それに対して通行できるようになったという情報は、それほどニュースバリューもなく拡散されません。
その為、通行止めという認識のままでいらっしゃる方が多く出てきてしまい、槍沢を通る登山を避けられてしまいます。
せっかく一生懸命復旧活動を行なったにも拘らず、人が通らなくてはその頑張りも報われません。

冒頭に申し上げた通り、通常よりもリスクが高まっている状況ですので、「安心してお越しください!」とは言えないのですが、そうした状況も含めて拡散して頂けると嬉しいです。

■槍ヶ岳山荘 天候
7/16 13:45 小雨が降ったり止んだりしています。ガスで視界不良 山荘前の風はそれほどでもありませんが
時々飛騨から風が吹きます。

■自然そのほか
7/16 断続的に小雨降るなか、外気10℃程度です。
小屋に到着された方は寒そうです。スタッフも室内でスタッフはフリースなどを着用しています。

天候不安定ですが高山植物は順調な生育のようです。
殺生ヒュッテから上でキバナ シャクナゲ シャクナゲ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ などが咲いています。登山道脇に咲いているのでガスっていてもみつけやすいです。

登山道の状況

■槍沢 応急的な作業が完了した為、7月12日より通行規制解除

7/16 槍沢の登山道上での雪渓の上を歩く箇所はグリーンバンドから殺生ヒュッテさん付近までに数箇所となります。
雪の状態は日々変化します。念のため、チェーンスパイクか軽アイゼンをお持ちください。特に下り心配な方

新穂高温泉からのルート上の滝谷の渡渉箇所は、降水量によっては渡れないこともあります。
渡渉するか、しないかは個人の判断になりますが、決して無理はなさらないようにしてください。
入山前に槍平小屋さんのツイッターまたはInstagramで情報の確認をお願いします。

■上高地から一日で山荘めざす方へ
上高地からは距離にして22キロ 標高差は1500mあります。
無理のない計画で、お願いします。山では早出早着が安全です。
一回目の夕食が17時なので、できればその前に到着してゆっくり食事をとって欲しいですね

■以下ヤマケイオンライン付加情報
槍平小屋より
槍ヶ岳 飛騨沢ルート 滝谷渡渉部については
以下に最新情報が掲載されています
https://x.com/yaridairagoya
https://www.yaridaira.jp/

登山装備

3000m級の夏山登山装備が基本です
ヘルメット推奨
防寒、防風、防水対策必要
晴れれば紫外線は強烈。サングラスや日焼け止めなどの対策が必要です

注意点

装備の油断禁物。
時間にゆとりをもち、早出早着の原則で安全登山を

風が強い日があります、稜線では特に注意して下さい。
また天気予報で晴天でも、山の天気は変わりやすく、短時間に状況が悪化することもあります。
いかなる天候や状況になっても対応できるよう装備の油断(手抜き)は禁物です
想定と異なる状況になった時には、選択肢として無理せず引き返すことも持っておきましょう
安全登山のため無理な登山を控え、冷静な判断をお願いします。

お知らせ

■槍ヶ岳山荘
松本事務所 電話0263-35-7200(受付時間 09:30~17:00)
槍ヶ岳山荘(現地) 090-2641-1911 (期間 4月27日~11月3日)

・小屋HP
http://www.yarigatake.co.jp/

・SNS
槍ヶ岳山荘公式インスタ
https://www.instagram.com/3180_yari_staff

槍沢ロッヂ公式インスタ
https://www.instagram.com/yarisawalodge_official/

■2024年営業
槍ヶ岳山荘 4月27日(木)~11月3日(日)

・2024年 各小屋の営業期間
槍沢ロッヂ 4月27日(木)~11月3日(日)
南岳小屋 7月6日(土)~10月13日(日)
大天井ヒュッテ 7月6日(土)~10月13日(日)
岳沢小屋 4月27日(木)~11月3日(日)

・宿泊予約
※各小屋とも宿泊には予約が必要(1名より予約必要)
受付開始日 宿泊予定日の1ヶ月前の朝9時より
予約方法、WEB、または山小屋の現地電話にて受付
例)8月15日にご宿泊の場合、7月15日朝9時より受付開始

・web予約サイト
https://www.yarigatake.net/reservation/

■営業の詳細については以下を参照ください
宿泊料金、キャンセル、受付ほか掲載があり、利用にあたっては必ず一読下さい
https://www.yarigatake.co.jp/lodge/

■7月中旬から焼き立てパンやプリンなど販売予定

昨年の今頃の様子は?

主ルート支障なし。秋の気配あるも、まだ夕立雷の警戒必要。汗でも雨でも濡れると低体温症に注意2023.08.17

ほぼ毎日夕立(通り雨)や雷あり早出早着が安全。小屋の「おやつ」発売は14時~。秋の花咲いています2023.08.23

秋の花が咲いています。通り雨あり早出早着が安全。朝は10℃程度になる日があります2023.08.30

朝5℃程度の日があり対応できる防寒具、午後からの天気急変に備え早着とともに荷物の防水も必要です2023.09.06

草紅葉が進んでいます。朝5℃程度(初氷も近し)。午後から通り雨があり雨具&防寒具は必須です2023.09.14

朝5℃程度(初氷近し)。風も冷たくなり低体温症に注意が必要です。槍沢の草木が少しずつ色づきはじめ2023.09.22

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 秋風ふいてきました 夏の空気が変わり夕方突然冷たい強風が稜線に吹き付けました。(撮影 南岳山荘)
  • 山荘周りでは初秋を感じるトウヤクリンドウが咲き始めています
  • 「山の日」穂先も今シーズン1番の渋滞が発生していました。
  • 山の日最後は、キレイな夕焼けで終わりました。
  • 梅雨明けからの好天続き、山は毎日素晴らしい夕陽につつまれました(南岳小屋)
  • 8/15  21時ごろ大天井ヒュッテの小屋前から
  • 東鎌尾根から見る北鎌尾根
  • 夏山最盛期 夕方になっても小屋前テラスは大賑わいでした。
  • 南岳辺りにかかる十字の雲
  • 晴天の槍沢を俯瞰
  • 晴天の槍沢を俯瞰
  • 夕陽に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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