山の検索結果

検索条件:

山名:塩

7 件中 1~7件表示

南アルプス (長野県 静岡県)

塩見岳 

標高 3,052m

 この山はきれいな三角形をしているので、山頂に雪がある時期には、駿河湾岸からでもはっきり分かる。周りに高い山がないので、独立した山のようにも見える。標高3000mを超える南アルプスの山の中では、山頂へ立つまでのアプローチが長いため、どうしても後まで登れずに残る山のようだ。  塩見岳は2つのコブからなっていて、低い方の西峰(3047m)に二等三角点がある。大展望が広がる中で、特に大井川東俣の谷を挟んで農鳥岳から南下する尾根上に、広河内岳、白河内岳、黒河内岳という山々が美しい稜線を見せている。  南アルプス中部で抜きん出た山だけに登山記録も古くからあり、明治35年に家中虎之助が測量のため登頂、二等三角点を選点している。登山者では河田黙が同42年に三峰川側から登頂している。一般に登れるようになったのは昭和10年の三伏(さんぷく)小屋建設以降で、鹿塩温泉を経営する平瀬理太郎が建てたもの。  飯田線伊那大島駅からバスで塩川へ入り、三伏峠を経て塩見岳の頂上に立つ(9時間30分)のが普通のコースだが、健脚者は北岳から間ノ岳、三峰岳、熊ノ平とたどって塩見岳の頂上へ立ち(間ノ岳から6時間30分)、満足感にひたって前者の逆コースで帰る。大半の登山者が歩くコースはこのふた通りである。いずれにしても塩見岳を征服するにはかなりの道のりである。  もっと山慣れした人には、身延線の身延からバスで新倉まで来て、転付(でんつく)峠を越えて二軒小屋に入り、大井川の東俣、西俣の合流地点から蝙蝠(こうもり)尾根に取り付き、北俣岳から塩見岳へ達するコース(二軒小屋から山頂まで9時間)が面白い。以前のようなヤブや倒木は整備されて、かなり歩きよくなっている。  塩見岳に短時間で登りたいという人に、自家用車を使って塩見岳の裏側から入る、とっておきのコースを紹介する。まずは三峰川の上流、小瀬戸ノ湯を目指す。以前は小瀬戸ノ湯近くにゲートがあったが、現在はさらに上流へゲートを移して、利用しやすい林道になっている。5kmほど奥の巫女渕のゲートに車を残し、林道を1時間弱歩くと橋があり、登山口の標識がある。地形図で大黒沢が注いでいる所である。このコースは権右衛門山から北方に張り出した尾根に取り付くのだが、尾根に出るまでは急登でも、出てしまえば、こんな所にこんないい道があったのかと驚くばかりである。塩見小屋へは6時間もあれば十分達することができる。登りつめて行くと権右衛門山直下を左手に巻いて、小屋の少し手前で三伏峠からの道と合流する。

往復 二泊三日 16時間
鳥倉登山口から塩見岳を往復する 2泊3日

コース定数:63

縦走 一泊二日 16時間15分
塩見岳から蝙蝠尾根を下る 前夜泊1泊2日

コース定数:58

往復 一泊二日 17時間10分
南アルプス中央部に鎮座する勇壮な山

コース定数:64

縦走 三泊四日 25時間30分
北岳から塩見岳を縦走する前夜泊3泊4日

コース定数:93

北海道 (北海道)

天塩岳 

標高 1,558m

 北見山地の最高峰で、渚滑岳(しよこつだけ)、ウエンシリ岳などとともに天塩岳道立自然公園に指定されている。  天塩はアイヌ語のテシウ「梁のある」で、岩盤が川を横切り、梁のような形をしていたところからついた名前だ。天塩川の上流にそびえる山なので、天塩岳と名づけられた。  山頂部は大雪山(だいせつざん)以北最大の高山植物帯で、コケモモ、キバナシャクナゲ、イソツツジが見られ、アカゲラ、エゾフクロウなど野鳥も多い。  登山は士別市から朝日町を通り、天塩岳ヒュッテを利用するのが便利。旧道コースはラクダ岩経由で頂上まで約3時間30分。前天塩岳経由なら約4時間。円山と避難小屋を経由する新道コースは約3時間。  旭川と紋別を結ぶ国道273号線の浮島トンネル滝上口にはキャンプ場やバンガローがあり、その先の林道終点が渚滑(しよこつ)川コース(約3時間)の登山口である。  山頂からは大雪連峰や北見山地に連なる山までもが一望できる。  昭和35年(1960)1月、名寄山岳会は天幕から天塩岳に登り、藻瀬狩山(もせがりやま)、柵留山(さつくるやま)、ウエンシリ岳と、北見山地の縦走を成し遂げた。

中国・四国 (徳島県 愛媛県)

塩塚峰 

標高 1,043m

 徳島・愛媛県境に豊かな高原状の台地が広がっている。塩塚高原とも呼ばれるこの山は、全山なだらかなカヤ、ススキの原で、春の若葉、夏の深緑、秋のススキ、冬の雪化粧と、四季それぞれに彩りを変え、趣のある景観を見せてくれる。  その名の由来は、伊予と阿波の塩の交易ともいわれ、人々に親しまれていた山らしい。現在でもカヤ刈り、放牧、高冷地野菜、山菜など、地元とのつながりは深い。近年、ハンググライダーや、グラススキーのフィールドとしても注目されるようになってきている。  登路は、愛媛・徳島両県から車道が頂上直下まで登っており、2カ所から登れるがいずれも山頂へは10分あまり。登山というよりは、のんびりと楽しみたい山である。展望は瀬戸内海、讃岐平野から剣山、石鎚山にまで及び、特に秋のススキの風情はすばらしい。

縦走 日帰り 3時間10分
大展望に恵まれた草原の山稜をたどる

コース定数:15

東北 (秋田県)

八塩山 

標高 713m

 秋田・山形両県にまたがる鳥海山の姿を最も美しく眺められる山である。  出羽山地の中でもひときわ美しくそびえる山で、近年、山麓の用水ダムを中心に「いこいの森」が整備され、観光面でも大きくクローズアップされている。  ダムの下の石高集落の外れから開拓地農道「八塩線」に入り、牧場と正面に八塩山を見ながら、車だと10分、徒歩だと約1時間で登山口に至る。山頂へは、風ぴらコースと鳥居長根の2コースがあり、いずれも1時間20分前後。  風ぴらコースは鳥居長根との分岐から急登が続くが、左手に展開する風景は絶景だ。鳥居長根は、いったん沢に下りて尾根まで急登が続くが、鳥海山の展望はすばらしい。頂上は樹林が茂っているが、少し東へ行った八塩神社からの眺望はよい。

周回 日帰り 2時間15分
ブナ林と展望を楽しむファミリー向きの里山

コース定数:9

東海・北陸・近畿 (京都府)

小塩山 

標高 642m

京都西山連峰の中程に位置する山で、カタクリの山として知られる山。カタクリの花が咲く時期となる4月初旬~中旬はとくに賑わう。 山頂には電波塔があるため林道が通っているほか、四方から登山道がつながっている。また、山頂にある淳和天皇陵は、天皇陵としては最高地点にあることでも知られている。 東山麓には、金蔵寺ほか、大原野神社などの史跡があり、登山とともに楽しみたい。

縦走 日帰り 4時間15分
小塩山から大暑山・老ノ坂峠へ縦走へ 日帰り

コース定数:18

北海道 (北海道)

塩谷丸山 丸山

標高 629m

 小樽湾の塩谷海岸からほど近く、緩やかにそびえるのがこの丸山である。この辺りの海浜はかつてニシンの豊漁で栄え、頂上には大きな錨が奉納されている。祠には「明治14年越後国渡辺源左衛門」と刻まれている。沖合からよい目印になる山なので、漁業の安全や豊漁を祈願し寄進したものだろう。  丸山という名は小高い起伏につけられる名称で、道内には61座数えられ、最も多い山名である。塩谷丸山も地図上では単なる丸山だが、区別する意味で地名がついた。  登山道はJR塩谷駅から山地に入り、斜面を登って台地に出ると草原帯だ。小さな岩峰のある頂上までは約1時間30分。ここから遠藤山、天狗岳へと登山道が続き、小樽市に出られる。頂上からの眺めは海岸線がすばらしく、積丹半島、ニセコ連峰、羊蹄山まで一望できる。

往復 日帰り 2時間10分
余市湾を望む小気味のよい頂へ

コース定数:11

九州・沖縄 (沖縄県)

塩屋富士 

標高 317m

塩屋湾の向こうに連なるなだらかな山並みにあるのが塩屋富士で、山頂は樹木にさえぎられ展望はなく、頂上らしさもないく、山名のイメージを裏切る山。

往復 日帰り 5時間15分
猪垣と道標のある整備された縦走路

コース定数:17