鎌倉で楽しむピクニックハイクとクラフトビール。鎌倉グルメも満喫できる「KAMAKURA PICNIC SOCIETY」とは？

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山と海に囲まれる古都、鎌倉。昨今の低山ブームの火付け役ともいえるこの街で、いまピクニックハイクとクラフトビールの２つを楽しめるツアーが人気上昇中。さらに鎌倉グルメのおつまみまでついてくるという、その最高すぎるピクニックをリポート。

写真・文＝鈴木志野

鎌倉のボトルショップが提案する「KAMAKURA PICNIC SOCIETY」

JR鎌倉駅西口を出て徒歩3分。ローカルな店が立ち並ぶ御成通りにあるクラフトビールのボトルショップ「バナバサ」。地元鎌倉のブルワリー・ヨロッコビールをはじめ、国内外のマイクロブルワリーの貴重なクラフトビールを取り扱い、連日多くのクラフトビールファンでにぎわう。

そんなボトルショップが中心となり活動するのが、鎌倉のトレイルをハイクしてクラフトビールを楽しもうという「KAMAKURA PICNIC SOCIETY」。「鎌倉には山や海という恵まれた自然があり、個性的な人や店が集まったコミュニティもたくさんある。それらを作り手の情熱が込められたクラフトビールでつないで鎌倉らしい一つのソサイエティをつくれたらと始めました」と語るのは店主の井伊乃士さん。自身も日々鎌倉の山に親しみ、店の常連や仲間にもハイクやトレイルランで鎌倉の自然を楽しむ人が多いそう。

低山の魅力にあふれる鎌倉トレイル

鎌倉の山はどれも標高100mほどで超低山ともいわれるが、そのトレイルには鎌倉ならではの魅力が詰まっている。多くのコースが駅から徒歩でアクセスでき、トレイルの南側に視界が開けば古都の街並みの向こうにキラキラと輝く湘南の海を一望する。街のすぐそばにもかかわらず尾根道ではリスの戯れを目にし、点在する名所旧跡を巡りながらのタイムトリップも味わえる。気軽に自然と街を行き来しながら楽しめるすばらしい環境がそろうのが、鎌倉トレイルなのだ。

山を歩き、クラフトビールと鎌倉グルメでピクニック

取材で何度か「KAMAKURA PICNIC SOCIETY」のツアーに参加したが、コースはその時々で変わり、毎回とても楽しめた。ある日は初心者向けの1時間弱で歩ける「祇園山コース」、また別の日は縦走しながらアップダウンを楽しめる3時間ほどの中級向け「峯山コース」。4月にはお花見ピクニックが企画され、春爛漫の一日をクラフトビールと鎌倉グルメで満喫した。

ヨロッコビール「春雷」と人気スペアリブの店バーチーズの絶品ジャーキー — ヨロッコビール「春雷」とスペアリブの人気店バーチーズの絶品ジャーキー（写真＝野呂美帆）

参加者お待ちかねのクラフトビールは、そのときに一番のおすすめの缶ビールやタップビールを堪能できる。「グラウラーにタップから入れた生ビールを持って行くことも。冷えたクラフトビールを飲めるのは格別ですよ」

「ドリンクタンクス」はクラフトビールの本場オレゴン発のグラウラーでハイクに最適 — 「ドリンクタンクス」はクラフトビールの本場オレゴン発のグラウラー（ビールなどの炭酸飲料も入れられる真空断熱ボトル）でハイクに最適

なお「KAMAKURA PICNIC SOCIETY」は毎月第1土曜日の開催だが、プライベートツアーはいつでも受付中。また先日行なわれたベアフットシューズ「VIVOBAREFOOT」とコールドプレスジュース「SUNSHINE JUICE」とのコラボ企画のような魅力的なイベントも随時行なわれる。

「今後はトレイルのクリーンアップをしたり、鎌倉らしく山と海という2つのトレイルを歩くツアーも企画中。たくさんの人が「KAMAKURA PICNIC SOCIETY」で鎌倉の自然と街の魅力に触れてもらえたらうれしいですね」

今後ますます盛り上がること間違いなしの鎌倉でピクニックハイクとクラフトビールを楽しむ「KAMAKURA PICNIC SOCIETY」。おつまみの鎌倉グルメもパラダイスアレイのパンなど、おいしいものが続々登場予定。さらにロゴのデザインを担当した鎌倉在住のアーティスト・チョークボーイによるオリジナルグッズも展開するというので、そちらも要チェック！

*山中での飲酒はケガや事故の原因となることがあります。適正酒量を守り、飲酒後は充分に注意して行動しましょう。