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大きさは関係ない存在感抜群の大小山と妙義山

大小山、妙義山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 足利市西場町の「鳳仙寺」を目指す。お寺のさらに奥に20台程度の無料駐車場があり、トイレも完備されている。GPS座標は(36.329184 139.521956)。GoogleMapで検索するとナビで経路案内が可能。お寺の手前にも登山者用の無料駐車場がある。看板も設置されていて広くて停めやすい。

この登山記録の行程

駐車場(09:31)・・・阿夫利神社(09:37)・・・<滝通り登山口>・・・妙義山(09:57)・・・大小山(10:11)・・・阿夫利神社(10:50)・・・駐車場(11:00):50)・・・Goal(11:00)

コース

総距離
約2.7km
累積標高差
上り約282m
下り約282m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

登山口まで行ったにも関わらず、暴風のために急きょ中止にした雪山登山。その代わりに日ごろ登らないような春の低山巡りをしようと車を走らせた。
朝一番に念願の「屋敷山」にてミツマタの群生地を堪能し、次の目的地を探してハンドルを切る。
群馬や栃木の低山となるとさすがに自分も詳しくないので、スマホで検索しながら「よさげな低山」を探すが、こんな時便利なのがYAMAPの地図上で調べる山検索機能。現在地付近に表示される山から、登りたい山の候補を絞っていく。その中から聞き覚えのある山を一つピックアップした。
「大小山」と「妙義山」。
妙義山と言ってもあの鎖場で有名な妙義山ではないが、大好きな山と同じ名前というだけで良い山に違いない。また、大小という名前も実にユニークで面白い。「こんな機会が無ければ普段は登らないであろう低山ツアー」としてはうってつけの山だと確信した。
大小山(だいしょうやま)は、栃木県足利市に位置する標高282mの山で、国土地理院の地形図では北側に位置する妙義山(313m)の場所に大小山の記載があり、二座を総称して大小山とされる場合もあとか。低山ながら岩場や奇岩が多く、適度なスリルを味わいながらのハイキングができる山と言われている。山頂直下の岩壁にはステンレスで出来た「大」「小」の文字板が設置されており、山麓から見た際のランドマークになっているとのことだった。
確かに、車で近づくと真っ先に「大」「小」の文字板が目に飛び込んできた。
大小山登山者駐車場に車を停めて歩き出す。
今回、冬山装備しか持っていなかったが、こういう時のために車の中には、ワークマンで買った「なんちゃって登山靴」が常備されており、気が向いた時に自由に山に行けるようになっている。安いため機能性はかなり劣るが、それでも過去、鳥海山に登ったこともあり、本来本格的登山には向かないが使い方次第では充分使えると重宝している。
頂直下に設置された「大」「小」の文字板を見上げながら山へと入っていく。
大小と言うユニークな名前は、なんでも大昔に大天狗と小天狗が住んでいたのが由来だという。何気なくチョイスしたが、想像以上に面白い山で当たりだった。
しかし、下調べなしにやってきたので、何分、登山コースが分からない。
とりあえず目の前に歩いていた人を追いかけるように登山道を進んで行く。
森の中に延びる登山道。汗をかかないようにゆっくり歩こうと思っていたが、岩場が出てきた途端、楽しくなって知らずギアがトップに入る。飛び跳ねるように軽快に岩稜の上を進んで行くとあっという間に稜線に出てしまった。
突き出た大きな岩の上に立ってみると、先ほど駐車場から見上げた「大」「小」の文字板が目の高さで一段と近くに見えた。
そこからは稜線歩きとなり一気に頂を目指す。変化に富んだ岩稜地帯が続きとても楽しかった。
頂に到着すると5,6名の方が休憩をされており、狭い頂の中央には小さな鐘のついた「妙義山山頂」と書かれた標識が設置されていた。その前に立ってみると360度の視界でとても見晴らしがよい。お母さんと一緒に登って来た子供が嬉しそうに鐘を鳴らしていたので、子供の後におっさんが続くのは少々気恥ずかしかったが、これも登頂の証と紐を思いっきり引っ張ってみた。小さい鐘ながら澄んだ大きな音が鳴り響きとても気持ちが良かった。
行動食を食べながら、ゆっくり景色を堪能して、汗がひくのを待ってから次の頂へと向かう。ノコギリの歯のように急な斜面を登ったり降ったり繰り返したので、もはやどこが大小山の頂だったのかよく分からなかったが、素晴らしかったのはどのピークにも天空のベンチが設置されていて、最高の休憩ポイントになっていた。天空のベンチと言えば、栃木県百名山の一つ「岩山」を思い出すが、ここ大小山も負けず劣らずの素敵な景観だった。
ベンチに座って景色を眺めていたら、近くに見覚えのある山が目に入った。その瞬間、その山に呼ばれたような気がして、「よし!久しぶりに登ろう!」と思い立った。
もう少し大小山をゆっくり巡ろうと思っていたが、急いで下山をして次の山に向かう準備をした。
そして春の低山巡りは、次の山「三毳山」へ続く。。。

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