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入笠山~湿原と夏のお花に囲まれて

入笠山・大阿原湿原( 南アルプス)

パーティ: 1人 (ラヴィ08 さん )

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行程・コース

天候

駐車場着後、少し雨が降ってきた。8:15くらいまで行くか行かないかを検討。と思っていたら、青空が出て来たので、慌てて準備して8:30過ぎのゴンドラで山頂駅を目指した。入笠山山頂はホワイトアウト。レインを着るほどではないが、結構風もあって寒かった。大阿原湿原へ向かうと天気が回復!やっぱり持ってました(笑)。湿原はいわゆる高原という感じで天気がよかった。再度入笠山へトライ。天気が雲は多いが、富士山、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳と見たかった景色を見ることができた。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 富士見富士見パノラマリゾート 7:30着。2000台、無料。それなりに駐車している車が多かった。マウンテンバイクのコースがあるので、自転車を積んでいる方がとても多かった。

この登山記録の行程

山頂駅(09:08)・・・入笠すずらん山野草公園(09:14)・・・恋人の聖地八ヶ岳展望台(09:27-9:31)・・・入笠湿原(10:01)・・・ヒュッテ入笠(10:26-10:31)・・・入笠山登山口(10:31)・・・入笠山(10:59-11:43)・・・仏平峠(12:01)・・・大阿原湿原(12:20)・・・大阿原湿原最奥分岐(12:40)・・・大阿原湿原(12:53)・・・仏平峠(13:09)・・・入笠山(13:28-14:16)・・・入笠山登山口(14:36)・・・入笠湿原(15:03)・・・入笠すずらん山野草公園(15:24)・・・山頂駅(15:40)

コース

総距離
約9.4km
累積標高差
上り約571m
下り約567m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

もう何年前だろう?2017年だから7年経ってるんだ!7年前、初ツアーで入笠山に来ています。それ以来。ずっと来たいなあと思いつつ、なかなか足が向かなかった。でも、その間、多少なりともいろんな花を見て来て、少しだけ名前もわかって来て、それで来てみると、入笠山はお花の宝庫なんだと改めて感じました。スズランとアツモリソウが有名で、7年前それを初めて見ました。もちろん7月下旬にはもうなくて、代わりに夏の花々が大乱舞ですから、やっぱりここに夏来たいっていうのは大正解だと思います。正直入笠山山頂に行かなくても、お花畑だけでもうお腹いっぱいになります(笑)。景色はいかにも高原の風景で、足元にはたくさんのお花が咲き乱れている。こういうのを見たかったんだよなあって思える場所です。
天気はちょっとダメかなあって初めは思いましたが、入笠山よりさらに奥の大阿原湿原まで歩を進めると、素晴らしい天気になって、湿原がより輝いて見え、また、入笠山でも初めの登頂は寒くて景色もない山頂でしたが、大阿原湿原のあと、リベンジで再登頂すると見たかった景色を見ることがかないました。ふたたび訪れるにはだいぶ時間がかかりましたが、山は変わらずそこにあって、いつもその姿を見せてくれるから、何度でも来てみたいって思えます。
入笠山の登山道は、特に危険なところもなく、整備もされてるので問題ないです。とはいえ、岩が多かったり、大阿原湿原まで行くとぬかるんだ道があったりと注意は忘れずにですね!
入笠山は岩場コースと迂回コースの2つ、また大阿原湿原からものぼれます。3ルートあります。楽なのは迂回コース。ハイキング気分で登れます。かといって岩場コースはめちゃ岩場かというと直登コースっていう感じで、岩はありますが、いわゆる岩場ではないです。頂上直下は階段も整備されてるので名前に翻弄される必要はないかと。それよりも大阿原湿原からの登りは急登で一部とても滑りやすい箇所もあるので、こちらは要注意かもです。
大阿原湿原は、とっても落ち着いた静かな湿原です。足を伸ばす価値は大有りです。一周回れるのでやはり歩きたいところです。お勧めは時計回りです。後半の湿原歩きは最高の気分になれます。最初に美味しいものを食べたい人は反時計回りかもしれませんが、森を感じて歩いた後の開放感は素晴らしいので、何倍も湿原がよく見えるような気がします。

入笠山は、お花あり、展望の素晴らしい山頂あり 、しずかな湿原あり、美味しい食事とソフトクリームあり(笑)なので、山を楽しみたいって思ったらまた来たい山の1つです。

(登山DATA)
エリア:南アルプス 甲斐駒山脈
山名:入笠山(にゅうかさやま) 
標高:1,955.4m 
岩質:変成玄武岩(緑泥石帯)
ルート:【復】入笠山~大阿原湿原(山頂駅)<ロープウェイ>
グレーティング: 体力 2、定数 17、難度 4  EK度数 18(比較的楽)
特徴:南アルプスの最北部、富士見パノラマリゾート、入笠湿原と大阿原湿原の豊富な高山植物と八ヶ岳の展望台

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フォトギャラリー:120枚

富士見パノラマリゾート。今回はここからスタート。ゴンドラに乗って一気に涼しい夏を体験しに行きたいと思います。

ゴンドラにはこのブルーのラインを頼りに、山麓駅に向かいます。ゲレンデのグリーンがとっても綺麗です。

ゴンドラになりました。ちょっと雨?微妙な天気で行こうかかなり悩みましたが、晴れ男の異名をかけて(笑)予定通り行きます!とっても偶然でしたが、乗ったゴンドラの1つ前だけ色がピンクです。このピンクだけ番号がありません。特別なゴンドラのようです。乗ったのが49番。その前の前が48番。空白のピンクのゴンドラです。乗りかったなあとも思いましたが、乗ると写真撮れないので、その次はむしろ当たりですね(笑)

搭乗した49版ゴンドラ!この前にピンクのゴンドラです!

山頂駅を出るとそこは別天地。青空は残念ながら今日は厳しいのかなあ?って思いながら、涼しい風に癒されて、都会の暑さをすっかり忘れました。
この目の前はスズランの群生地なんですが、夏になるとお花畑が花乱舞です。入笠すずらん山野草公園です。

セイヨウノコギリソウ。たくさん咲いてました。

大きなユリが目立つように咲いてました。

ノハナショウブ(野花菖蒲)
紫がとっても綺麗です。

シモツケ(下野)
春の花がさき終わるころ、真っ赤な目立つ紅花が咲きます。鮮やかです。

恋人の聖地八ヶ岳展望台。鐘、もちろん鳴らしました(笑)、すごい音です。
お花を楽しんでここまで来たら、青空ー!

恋人の聖地の由来がこの看板に書いてあります。目の前の森を空から見るとハート何ですね!
八ヶ岳は恥ずかしがり屋で、雲の中ですね。

もう少し入笠すずらん山野草公園を歩きましょう!
ホタルブクロ。

これ?何でしょう?一輪かげに隠れて咲いてました。コウリンタンポポ?ですかね。

センジュガンピ。星が輝いているようでとっても綺麗です。

クガイソウ。薄い紫が穏やかです。

入笠すずらん山野草公園でお花を楽しんで、これから入笠湿原に向かうのですが、斜面を登り切って、真正面じゃないところから入笠湿原に行けるルートだったので、行くことにしました。とっても落ち着いた森林コースです。雰囲気抜群!

ここから入笠湿原の中に入ります。急に雨が降って来たので、レインを着て雨に備えます。

木道の上を歩いて進みます。目の前が開けて来ました。

入笠湿原に入りました。一本真っ直ぐに伸びた木道。ハナショウブの紫が映えて綺麗です。

入笠湿原の交差点。4つのルートが集まります。雨が降って辺りは幻想的に。入笠湿原の景色は・・・帰りにお見せしましょう!

入笠湿原を抜け、林道に。トイレがあって、ここから林道を離れ登山道に入ります。

こんなのどかな道。風も涼しげでとても気持ちいいです。さすが高山です。

花畑(入笠山登山口)。ここにたくさんのお花が咲いています。ヒュッテ入笠(マナスル山荘本館)に寄らないなら、ここから入笠山へ迎えます。この門の左に舗装路があり、それを進むとヒュッテ入笠です。

お花畑!もうたくさんの夏の花が共演中です。
ノアザミとオダマキ。奥にクガイソウ、左下にハクサンフウロ。

ヤナギランのピンクが鮮やかです。

ヒュッテ入笠(マナスル山荘本館)。名前が変わりました!以前もここによって、お昼を食べて入笠山へ向かいました。お昼ボリューム満点でとっても美味しんです。今日は立ち寄っただけ。

ヒュッテ入笠の前が入笠山の登山口。2つに道は別れていますが、どちらに進んでも合流します。

初めからけっこう斜度があります。岩も目立ちます。ハイキング!って思ってると、怪我してしまうので、油断せず登ります。

程なくすると分岐になります。どちらも頂上は行けます。右は岩場コース。左は迂回コース。正直どちらも岩場はあります。岩場コースは険しそう⁈って想像して避けがちのイメージ。確かに岩はありますが、激しくは全くないです。むしろ直登コースですかね。よく整備されていて登りやすいです。
岩場コースで攻めます!

始めはこんな感じで緩やかに登り始めます。

大きな岩が目立つようになり、根っこの登山道にもなります。

ミニクサリ場(笑)。子供には必要なクサリです。

大きな岩が登山道を塞ぎます。

空が近づきもうすぐの予感。頂上直下は木の階段です。

入笠山山頂です!

山頂にはたくさんの登山客がいました!子供から年配の方まで年齢層が厚いです。

入笠山の三角点です。

そして入笠山の山頂標識。山座同定の出来るプレートもあります。ところがみての通り、景色はないです。山頂は曇り覆われて絶景は見えません。しばらくいましたが、けっこう寒くもなり、頂上は厳しい感じでした。

少し太陽と青空が〜。青空になって欲しいです。

本当ならここに南アルプスの甲斐駒ヶ岳があるはず何ですがね〜。ん〜。

寒くもなってしまったので、動こうと思います。前回はここまででした。が、今回は入笠山の奥にある湿原まで足を伸ばそうと思います。今回はこれが目的です。

下山はいきなり急坂です。注意して下りましょう。

一直線に降っていく感じです。滑りやすい箇所もあるので、登りの岩場コースよりハードかもしれません。

まだまだ語ります。

やっとおりきりました。歩きやすいです。

丘のような稜線を登ると大きな木があって、1人休めそうな階段上の椅子?があります。

森がとにかく綺麗で、小鳥もたくさん鳴いてます。

少し下ります。ここは岩場なのでちょっと足場注意です。

仏平峠。天気がよくなって来ました。青空が眩しい!

笹の斜面のトラバース道。気持ちのいい木陰道です。

もう少しで林道と合流です。そこは・・・

首切真水。すごい名前の場所。昔、高遠藩の金奉行が参勤でお金を届けるため江戸へ向かう途中、ここで水を飲もうとした背後から首をはねられたという伝説があるそうです。

大阿原湿原への入り口です。

ぬかるんでるところもあって、歩くのけっこう大変です。

後半はのどかな散策路です。風も涼しくて気持ちのいい道です。

おっ、左側が開けて来ました!これは・・・

大阿原湿原です。何とも景色のいい湿原。いつまでものんびりしたくなります。この湿原1周出来るので、行こうと思います。さて、時計回りか、反時計周りか?想像で、時計回りにしました。それがどうやら当たりでした!

時計回りで大阿原湿原を周りを歩き始めました。まずは木道です。

南のはじに来ました。西に長い湿原なのですぐ南端に着きます。ここからが本番ですね。

湿原は見えなくなります。歩きやすい道が続きます。すっかり山に飲み込まれた感じです。

笹の斜面に木道が伸びのんびり歩けます。ずっとしばらくは笹を見ながらの森林浴です。

もうかなり奥まで来ました。ジクザクの木道です。

最奥に着いたようです。ここまでは湿原ではなくてむしろ登山道です。笹の森。そして下り何ですね。もし反時計回りだと後半は森の中で登りということになります。時計回りだとここからの圧巻の景色がさらに引き立ちます。

流れる川が本当に綺麗!静かな場所です。

最奥の分岐です。通り過ぎて振り返って撮影。駐車場の看板を左が今来た道。まっすぐ行くとデイ沢で、そこから周回して、ヒュッテ入笠へ戻ることが出来ます。

さあ、いよいよ大阿原湿原のハイライトへ向かいます。すっごい景色で気持ち最高になります。

天気も回復!青空に木が映え、湿原の緑が美しい。

湿原の左はじを周回します。

湿原が広がりました。あの森の中を先程歩いてました。こちら側は解放されて湿原の景色を楽しみながらの散策です。

進行方向は木道が続き、解放された景気がずっと見渡せます。湿原いいですよね!

空の青と雲の白、湿原の黄緑とコントラストが美しい。静かな湿原です。

大阿原湿原一番の絶景!だと思います。湿原の中を伸びる1本道の木道。いかにも山岳高原の絶景です。最後にこの景色がみれます!お寿司でいうと大トロを最後に食すってことだと思います。

スタートした地点に1週して戻って来ました。ベンチのあるビューポイントです。

大阿原湿原の散策を終えて、首切清水まで戻りました。ベンチもあっていい休憩ポイントです。

仏平峠に戻りました。ここも特に何かあるわけではないですが、雰囲気のある広場で良い場所です。
天気も青空ですので、リベンジをしたいと思います。もう一度入笠山の頂きを目指そうと思います。景色見れるかな?

仏平峠からの登りはこの1ヶ所岩場があります。

入笠山へ向かう途中ここが左に行くと、迂回路で地形図にはない新しい散策路になってます。本当はここを通って戻る計画でしたが天気もよくなったので、入笠山へ再アタックです。

偶然でしたが登山道に子鹿が現れました。笹の中に入って行ってしまって、写真取れなかったなあって思ったら、振り返ってくれて、撮れました(笑)可愛いです。

こちらからの登りはヒュッテ入笠からよりもきついです。ハイキングから急登に変わりました。頑張りどころです。

まもなく山頂!迂回コースとの分岐まで戻りました。

山頂です!青空だー

入笠山の山頂部。朝とは全然違う景色が広がってます。登山者も多いです。

入笠山1955m。

今度は見えますよ〜。では絶景を見ましょう!
ますばやっぱり八ヶ岳。雲がかかるとそれはそれで雰囲気があっていいです。やはり八ヶ岳の展望台です。

そして、見れました!富士山です。迂回コースの下山路付近からよくみれます。

そしてこの景色。これが一番観たかった。鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、鋸岳、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳。

左が鳳凰三山、とんがりが甲斐駒ヶ岳、猫の耳の左が鋸岳、右が北岳、その右のうっすら見えてるのが間ノ岳です。すごいです!

では、ほんとうに下山です。帰りは迂回コース。

のんびりゆっくおります。

岩場コースは尾根の直登でしたがこちらは山腹のトラバースでゆったりとした傾斜です。

といっていると時折岩場が出てくるので注意です。

サルオガセ。とろろ昆布ですね!

入笠山下山してきました。

登山口横のお花畑です。とっても広いです。

ヒュッテ入笠の登山口まで戻りました。

帰りはお花畑の中を歩きました。陽ざしが痛いです(笑)。

コオニユリ

カラマツソウ

コバギボウシ

ヤナギラン

ハクサンフウロ
たくさんのお花を見ました。

入笠湿原に向かう途中のカゴメの森

のんびり下山です。

入笠湿原が広がっています。これからあそこを登ります!

気持のいい天気。

入笠湿原

ダイコンソウ

さあ、入笠湿原のメインルートを登ります。1本道です。

階段になっています。その階段のわきに・・・

キリンソウ

マツムシソウ

けっこう登って振り返りました!入笠湿原です。天気が最高で大満足です!

鹿の侵入を防ぐ扉をしめて、入笠湿原を後にします。

よく目立っていたアンテナです。

エゾカワナデシコ

トンボが至近距離に(笑)。まるで昆虫図鑑です。

キバナノヤマオダマキ

キツリフネ と入笠山ではたくさんのお花に会えました。のんびりお花をみてるだけでもいい場所です。

さあ、ゴンドラで下山です。八ヶ岳は最後まで恥ずかしがってました(笑)。

今回のご褒美。実は先週行った美濃戸口の同じレストランに行きました!今回はハンバーグ。ガーリック醤油が香ばしく、厚い熱いハンバーグを頂きました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ソフトシェル・ウインドシェル ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下
レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 登山計画書(控え) ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 非常食
行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器

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登った山

入笠山

入笠山

1,955m

よく似たコース

入笠山 長野県

ゴンドラ山頂駅から入笠山・大阿原湿原を周遊

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間10分
難易度
コース定数
13
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