行程・コース
天候
初日:快晴(素晴らしい展望が広がる大絶景)、2日目:晴れ~曇り(赤岳に上昇気流がかかりガスの中へ、雨は降られず)
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
美濃戸口の八ヶ岳山荘駐車場に3:30着。月と星がとても奇麗だった。山荘近い駐車場はかなりの台数。2段目の駐車場に駐車。4:40に山荘の電気がついたので声をかけたら駐車料金を支払うことができた。早出時はそのまま出発し下山時に支払い可。ステッカーを暮れるのでフロントの見える位置に設置。帰りにコーヒーを頂ける。
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(04:53)・・・美濃戸(05:45-05:47)・・・堰堤広場(06:36-06:44)・・・赤岳鉱泉(07:47-07:54)・・・行者小屋(08:34-09:00)・・・赤岳天望荘(10:38-11:00)・・・赤岳北峰(11:46-12:04)・・・赤岳南峰(山頂)(12:07-12:48)・・・行者小屋(14:45-14:55)・・・赤岳鉱泉(15:26)
【2日目】
赤岳鉱泉(07:12)・・・堰堤広場(08:35-08:40)・・・美濃戸(09:46-09:51)・・・美濃戸口(10:41)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
八ヶ岳の地蔵尾根を登る途中で、すれ違いざまに、「今日は本当なら鹿島槍へ行く予定だったんです・・・」「私も北穂へ2泊の予定でした・・・でも天候がどうも・・・」という会話に。その方は赤岳の山頂でもやはり鹿島槍へ行こうとしていた人が天候を理由に急遽赤岳に変更した人がいたと言ってました。そういえば、下山後のランチでお店の方も「北アルプスをやめて急にうちに宿泊して赤岳へ向かった人がいましたよ」って話になりました。
自分も北アルプスの天候を気にして、それでも予定通り最初は、爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳へ向かおうと前日まで粘っていましたが、どうみても天候は荒れ気味だな、そして冷池山荘を予約していましたが、爺ヶ岳を悪天候の中超えられるのだろうか??、それも雨と強風で帰りも含めて2回超えないといけない・・・って考えたら、リスクを背負ってまですることではないなあっていうことで、北アルプスは断念しました。同じ決断をした方が、八ヶ岳に集合しているみたいですね(笑)。というのも天気をみていると7/29~7/30で晴れているのはどうやら八ヶ岳エリアのみ?のような状態でした。それも不安定なので、赤岳に登るなら7/29(月)のお昼までかな?っていう感じです。といっても宿も明日の予約が今からとれるのか?って思いながら、前日の7/28(日)の朝早くにとりあえず赤岳鉱泉のWEB予約をするだけしてみました。電話での受付は9:00~。ところが10:00になってもWEBの返信は入らず、冷池山荘のキャンセルもあるので、赤岳鉱泉へ電話を入れました。そしたら「全然空いてますので大丈夫ですよ!」で、さらに個室もOKとのことだったので、即決で予約成立!冷池山荘のキャンセルをすぐして、赤岳鉱泉へ宿泊として赤岳登頂を目指すことにしました。
さすがに今回ばかりは持ってなかったですね(笑)。いつもは晴れ男で必ずと言っていいほど好天に恵まれてきましたが、こういう残念賞も山では当然ありますよね。でも残念だなあ!これで鹿島槍ヶ岳は行こうと思って3年ふられっぱなしです(笑)。山はそこにあってまた迎い入れてくれるはずなので、信じて次回また計画しようと思います。
ということで、ほんとに急に、八ヶ岳最高峰の赤岳を目指すことに。登山計画もやり直し、ネットで改めて申請し直したりと日曜日の午前中は準備に追われました。
赤岳なら天気は大丈夫!というある意味確信を抱いて、久しぶりの赤岳にわくわくしました!
コースは、美濃戸口をスタートして北沢→赤岳鉱泉へ。でも宿泊する赤岳鉱泉は赤岳に登ったあとに宿泊とすることにして、すぐ行者小屋へ。そして地蔵尾根で赤岳天望荘へ。そこから急傾斜の斜面を登って赤岳山頂へ。ただし、天候が不安定なので、登頂するかは現地の地蔵ノ頭で判断として、無理ならそのまま戻る、行けそうなら山頂へ。状況によって、また展望荘まで戻り地蔵尾根で下るか、または南斜面の岩稜帯を下り文三郎尾根で下るかは頂上判断とした。赤岳下山後、赤岳鉱泉で宿泊。翌朝ゆっくりの出発で、北沢から美濃戸口へという計画にした。天気予報では赤岳は大丈夫といっても不安定なので、強風や突然の雨などは想定していました。
ということで、美濃戸口に7/29(月)3:30に到着。辺りは真っ暗。でも月が出ているのと、満天の星空です。これは期待値MAXです。これならいける!という確信めいたものを思い、明るくなるの待って美濃戸口をスタートしました。
今回の山行は、
①突然の天候による目標山頂を変更となったが、もう2度ほど経験のある赤岳で様子はわかっている点。
②少し前に実は地蔵尾根途中のお地蔵さんまでリハビリ登山で登りに来ていたこと。
③いつかは赤岳鉱泉へ泊って見たかった(有名なある夕食を食べて見たかったw)。
④下山後美濃戸口のレストランでまた食事できること。
などが重なり、素直に行ってみたくなったということです。
赤岳山頂から北アルプスの後立山連峰がどのようにみえるかも、ちょっと楽しみになってきました。強硬していった方がよかったのか、それとも赤岳に来てよかったのか、赤岳からの眺望で答えがでますね(笑)。
結論から言って、この今回の判断は「吉」だったと思います。理由は2つ。
(1)山行記録の写真で詳しく掲載していますが、とにかく景色が信じられないほどの大絶景でした。今回で3度目の赤岳ですが、3回の中で最高の景色に巡り合えました。持ってますよ!(笑)。360度の絶景が赤岳山頂からそれもこんなにくっきりと望むことができるなんて夢のようです。権現岳は雲1つなく、鶏冠の頂上部とキレットの稜線、三ツ頭から西岳までの稜線もすべて望め、南アルプスがその奥に大きく広がっている。大絶景です。東に眼をやると金峰山の五丈岩がしっかり確認できて奥秩父山地の絶景、そしてさらに左には両神山までも見えている。南アルプスと奥秩父山地の間には、富士山が裾野を広げている。大絶景です。
北に眼をやると、今登ってきた赤岳天望荘からのきつい斜面と横岳~硫黄岳~天狗岳~蓼科山まで、稜線がくっきりです。おまけに横岳の上には浅間山がどんと見える!外輪山の黒斑山までもくっきりです。
西に眼をやると、南アルプスから伸びる尾根に富士見パノラマリゾートの入笠山、その奥に中央アルプス。その右に御嶽山です。
そして北アルプス。乗鞍岳~穂高岳~槍ヶ岳。そしてさらに北に後立山連峰の稜線がずらり広がっています。
爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳は・・・???爺ヶ岳の3峰は確認できました。鹿島槍は雲に覆われてました。時間が少し立つと鹿島槍も一度は確認できました。が、どんどん雲が発生して、午後は乗鞍も雲の中で、北アルプスは雲の峰でした。現地にいたわけではないのでわかりませんが、天気のよい稜線歩きっていう山行にはならないだろうというのはわかります。赤岳にしてよかったと頂上ではほんとに思いました!こんな大絶景は見たくてもそうそう見れないです!それも強風を恐れていましたが、風も穏やかで、頂上でご飯を食べたり、頂上山荘でお土産を買ったりとくつろげる時間もたっぷりありました。下山も文三郎尾根で戻れて、最大限赤岳を楽しめた山行でした。詳しくは写真とそのコメントでぜひみてください!
(2)初赤岳鉱泉
いくどとなく南八ヶ岳のこのエリアに来ていて、赤岳鉱泉は通過点でしかなかったです。でもよくテレビでも紹介されて、何といっても泊まった人だけが食べられるという夕食のステーキ!これを1度は食べてみたいと思っていました。赤岳にしたもう1つは赤岳鉱泉の宿泊です。夢かないましたね(笑)。先日、「そこ山」の番組で金子貴俊さんが番組初の小屋泊としてこの赤岳鉱泉へ来た放送をしていたのが印象的で、やっぱり泊まりたいなあって強く思っていました。で、天候によって、赤岳に変えて、迷わず赤岳鉱泉ってもう予約とれないだろうと思いつつも走ってましたね。予約が取れたときは心躍りました。そして夕飯でステーキを食べました!とっても美味しかったです。そしてなんと私が座った席ですが、それは金子貴俊さんが食事をした席でした。あとで、家でもう一度見返したら、なんと同じ席だとわかったのです!こんな偶然もあるんですね!嬉しくなりました。
ということで、大満足の八ヶ岳最高峰赤岳登山となりました!
無理なく、判断することは大事なことだと思います。山は逃げないのでまた行けばいいと残念がってた心に問いかけて、また次の機会に鹿島槍ヶ岳挑みたいと思います。最高な稜線歩きをしたいです!
(登山DATA)
エリア:八ヶ岳連峰 南八ヶ岳
山名:赤岳(あかだけ)
標高:2,899.4m
岩質:安山岩・玄武岩質安山岩(溶岩・火砕岩)
ルート:【復】赤岳(美濃戸口)<北沢・地蔵尾根・文三郎尾根・北沢>
グレーティング: 体力 5、定数 43、難度 C EK度数 44(非常にきつい)
特徴:八ヶ岳の主峰、酸化鉄による赤褐色の山肌、山頂は赤岳頂上山荘のある北峰と一等三角点がある南峰(最高峰)、日本の地質百選、赤森神社、6月上旬開山祭
フォトギャラリー:120枚
3:30に美濃戸口の八ヶ岳山荘駐車場着。月と満天の星空!
4:53美濃戸口出発。涼し気な八ヶ岳の林道散歩開始です。
美濃戸。ここが南沢と北沢の分岐です。そのまま林道を北沢へ向かいます。
いくどと訪れてますが、やっと御神木に会えました!
堰堤広場。稜線が朝陽に照らされ輝いています。楽しみです!
北沢2100m付近の橋から、横岳が見えました!
北沢2130m付近、八ヶ岳らしい苔の回廊。
北沢2140m付近、峰の松目が見えます。
赤岳鉱泉。
2230m付近、ヘリポート。
シラビソの森。苔がとっても奇麗!ふかふか。
中山乗越へ向かう通称マムート階段。
行者小屋。阿弥陀岳と中岳。
2350m付近、いよいよ赤岳へ地蔵尾根で挑戦です!
2380m付近、シラビソの森。まだ傾斜はそこそこですが、徐々に斜度が上がります。
2420m付近、地蔵尾根の末端を登り始めます。この辺りから安山岩の赤い土が露出しその上を登っていきます。
2440m付近、かなりの急傾斜の斜面を登ります。滑らないように・・・。
2490m付近、ちょっとした広場があります。ここが地蔵尾根の距離的にほぼ真ん中。ここは景色はありませんが急登の休憩にちょうどよいです。この上からいよいよ梯子とクサリ場の連続になるのでヘルメット着用です(行者小屋からヘルメット着用がよいかと思います)。
2520m付近、最初の階段の取りつきです。左のパイプが出っ張っているので頭をぶつけないように注意です。梯子を登るときに頭をぶつけるかも・・・。階段は傾いているので1段1段確実に。登りきると絶景です。
2570m付近、1段目の階段を登ったあとしばらく登った登山道の先に赤岳が真正面に見れます!
2600m付近、2段目の階段です。ここから急斜度の階段が2連続で続きます。その最初です。登りきると絶景です。ここから50mは地蔵尾根で一番傾斜がきつい場所です。
2620m付近、3段目の階段です。ここが地蔵尾根の核心部です。細い急な階段とその先に連続で岩肌を斜めにトラバースする鎖場が続きます。注意して通過するポイントです。
細い階段を登り切ったあとのクサリ場。岩肌を斜めにトラバースして登ります。小さな段差があるのでちょっと滑りそうな感じですが、確実に登れば大丈夫!
核心部を上部から撮影。上からみるとやはり急です。登る分には高度感は感じないので、一歩一歩を確実に進めば問題なしです。ただ、三点支持はしっかりと。
2640m付近、核心部を登り切り少し登ると地蔵尾根途中のお地蔵さんです。前回ここまで登ってきて景色を楽しんで下山した場所。今回はいよいよ赤岳へ向かいます!
あと残り60mくらいで稜線です。核心部を超えると傾斜は緩みます。とはいえ岩場なので注意が必要です。それと風がこの辺りから強くなります。
2680m付近、空に登るような感じの登山道。ここを登ると・・・
赤岳と赤岳天望荘がどんと見えます!いよいよ稜線です。
稜線まで残り40mくらい。ここから岩との格闘です。
2700m付近、稜線までもう少し。この壁を登ります。
稜線の標識とお地蔵さんの頭が見えました!
地蔵ノ頭(2716m)到着!
地蔵ノ頭左手は、横岳の日ノ岳。
地蔵ノ頭右手が、赤岳です。
赤岳への稜線歩きです。稜線歩きはやっぱり最高です。真正面に赤岳。そしてその右手には富士山も見えます!
富士山です!
稜線の反対側は、野辺山と清里です。その先は、金峰山のある奥秩父山地が広がります。
赤岳天望荘。ここのベンチでしばし休憩です。それにしてもいい天気!最高です。
ベンチで休んでしたら目の前には、コマクサです。群生していました。
2730m付近、いよいよ赤岳アタックです。赤岳がくっきりとその雄姿をみせてくれています。風も案外穏やかで絶好の登攀日和です。
さあ、ここからスタート。詳しく登りを記載したいと思います。まずは稜線歩き。
2760m付近、赤岳の急斜面が立ちはだかります。まずはここを九十九折に登り始めます。
2790m付近、登山道の斜度はまるで垂直のように見えます。鎖の補助があるのでそれを使ってよじ登ります。
2810m付近、完全に垂直のように感じる登り。滑りながら登るっていう感じです。壁を登ってるような錯覚です(笑)。ここを下るのはけっこう大変ですよね・・・
振り返ると・・・うあ~大絶景!すごい斜面に取りついているのと目の前の横岳の険しい岩稜。そこから続く硫黄岳、天狗岳、そして蓼科山 と八ヶ岳の全貌が北へ伸びています。もう最高の景色!大満足。厳しい登りですが楽しくなります。
2830m付近、目の前の壁をやっつけます!ここを登りきれば最初の急斜面の上に立てます!
2860m付近、最初の壁を超えてちょっと緩やかなところに立つともう1段急斜面です。頂上までもう少し!といってもまだまだ厳しい斜度が待ち構えています。またかよって思ってしまうかあと一歩と思えるか(笑)。あと一歩です!
ところどころにクサリがありますが。手足4つを上手に使ってとにかく登ります!
ああ、頂上の標識、見えました!
八ヶ岳北峰頂上です!お疲れ様です!っていう言葉がほんと素直にでます(笑)。
赤岳は頂上が2つあります。その北峰の景色です。ここまで登って来た斜面です。といっても2850m付近の張り出したピークがあるので遮られてしまいますが、かなり下に赤岳天望荘を望めます。いや~キツイ登りでした(笑)。でもこの絶景です!
まずは一番目につくのが横岳です。険しい岩稜が続いています。一番最後のピークが頂上です。その横岳の上に・・・・
浅間山です!すごいバッチリ見えました!ブラボー!外輪山の黒斑山までもくっきりと見えました!
横岳の奥には平らな硫黄岳です。
その奥には天狗岳の双耳峰が美しく見えます!
そして蓼科山への続いています。
眼下の赤岳天望荘にヘリコプターが降り立ちます。すっごい迫力です。
そして左手には、阿弥陀岳の雄姿です。
赤岳の山頂に立つ赤岳頂上山荘です。ここに立つのは3回目。山荘の中に初めて入って、お土産をゲットしました。
そして赤岳のもう1つの頂き、最高峰の南峰です。北峰からこの稜線を進めば、赤岳山頂です!
赤岳2899.4mの山頂です。
一等三角点「赤岳」。
では。赤岳山頂からの360度の絶景を見ていきましょう。まず北面。先ほどいた南峰の赤岳頂上山荘です。その向こうに横岳~硫黄岳の稜線が続いています。横岳の山頂部を見ることができます。
眼下に野辺山が広がります。さらにその先には、両神山が見えます!
少し右手にスライドすると眼下に2つの尾根が確認できます。左が県界尾根、右が牛首山のある真教寺尾根です。そして奥に広がるのが金峰山のある奥秩父山地です。
奥秩父山地の左には、手前に偽ヤツの茅ヶ岳、その奥に富士山。富士山の横に毛無山・南アルプスと続きます。
富士山にズームアップ。
そして南面!今回の目玉!奥に南アルプス、手前は権現岳です。雲ひとつない権現岳と赤岳に続くキレットの稜線です。権現の山域は、左から三ツ頭、権現岳、東ギボシ、編笠山、西岳です。
権現岳、東ギボシ、編笠山にズームアップ。奥の南アルプスは、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳です。こんなにくっきり見えるなんて最高です!
権現岳~阿弥陀岳を見下ろします。高度感すごいです。奥には南アルプスから先日登った入笠山。その奥には中央アルプスそしてその横には御嶽山です。
入笠山です。富士見パノラマリゾートのゴンドラの斜面がまっすぐです。奥は中央アルプス。
阿弥陀岳の山頂部をズームアップ!山頂部と登山道がばっちりです。
ここは中岳の山頂部です。山頂で人が写真撮ってますね!赤岳から中岳を見下ろせます。
阿弥陀岳の左には車山のある霧ヶ峰が黄緑に広がっています。そしてその奥にあるのが北アルプス。乗鞍岳~穂高岳~槍ヶ岳~後立山連峰に峰々。雲に覆われています。
峰の松目から硫黄岳の稜線。奥は北アルプス後立山連峰。峰の松目の奥はちょうど奥の左には爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳になります。実はほんとうなら今日は爺ヶ岳にいるはずでした。鹿島槍ヶ岳を予定でしたが、ご覧の通りの雲の中で天候がよくなく赤岳に急遽変更しました。途中であう登山者でも北アルプスから変更した方は結構いたようです。鹿島槍ヶ岳はまた来年ですね・・・
で360度一周しました!
赤岳山頂にはたくさんのキキョウが咲きていました。
さあ、下山は文三郎尾根で赤岳を下ります。
まずは岩場の連続です。権現岳を見下ろすように険しい岩稜を下ります。
岩の斜面を登ってくる登山者がいます。これからそこを下ります。
キレットと赤岳の分岐点です。分岐点の標識を下るのと手前の斜面を下る2通りのルートがあります。手前の斜面を下りましたが、分岐を下るのが本来かと思います。ちょっと迷いました(笑)。
鎖のある急斜面をおります。まだまだ岩稜との闘いです。
けっこう見ろすような急斜面です。また滑りやすいです。時間がかかってもゆっくりで下る方がよいです。
見上げるとこんなところを下ってきました。岩の間をなんとか下りて来たという感じです。
赤岳の険しい岩稜部です。
下を見れば、阿弥陀岳の見ながらどんどん下ります。高度感けっこうあります。
2800m付近に、「頂上はあと少しガンバレ」というプレートがありました。登りはきついのでこのプレートはよい励ましですね。下りも大変なので気持ちの引き締めになります。
2790m付近、キレットと赤岳の分岐点があります。ここから山腹をトラバースしてキレットへいけます。
ここから見上げるとすごいところを下りて来たのだと思い知らされます。
この分岐からは岩稜を抜け出して登山道になります。目の前に阿弥陀岳の絶景えす。
そして権現岳です。
タカネツメクサ。ほっとしますね!
2750m付近、横岳・硫黄岳・天狗岳・蓼科山の絶景です。
2720m付近、文三郎尾根と中岳への分岐点。ここで絶景をみながら休憩できます!
文三郎尾根を下ります。
急な階段を下りていくのが文三郎尾根です。
階段は荒れていて段差もあるので、歩きづらいです。転倒には注意です。
ここからみると行者小屋が近くにみえるのですが、実に遠いです。
標高が下がりましたが横岳、硫黄岳が目線よりも上に見えます。
どんどん高度を下げます。
2610m付近、中岳と阿弥陀岳。ここから見ると中岳が大きく立派に見えます。
横岳もごつごつ感が格好いい!
2570m付近で赤岳を見返しました。険しい岩稜です。
2540m付近、文三郎尾根の真っ直ぐな階段です。けっこう高度感あります。
2450m付近、やっと普通の下りです。
2410m付近、阿弥陀岳の分岐です。もう少しです。
普通の登山道です。平行って楽です(笑)。
行者小屋に戻りました!
今日宿泊する赤岳鉱泉です。
受付するのに少し時間がかかりますが、いろんなものがある中、この看板が目にとまりました!ここのお目当てはなんといってもステーキです。
広い食堂です!
これがステーキです。美味しかった!なんと私が食べた席は、先日「そこ山」の番組で金子貴俊さんが座っていた場所でした(笑)。
「7号」という個室に宿泊しました。
翌朝、小屋をでたら、上昇気流に吹かれる赤岳を見ました。その後赤岳はガスに覆われてしまいます。
コバノイチヤクソウ(小葉一薬草)。はじめてみました。
トリカブト
ヤマオダマキ
ヤマブキショウマ
コバノコゴメグサ(小葉小米草)、はじめてみました。
シナノオトギリ
美濃戸口に無事戻りました!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ソフトシェル・ウインドシェル | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 |
レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ヘルメット |
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