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根岩越えと大氷川の奉納獅子舞い

鳩ノ巣渓谷、数馬の切り通し、根岩越え( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

電車
その他: 往)鳩ノ巣駅
復)奥多摩駅

この登山記録の行程

鳩の巣駅(8:20出発)-(双竜の滝)-(鳩ノ巣渓谷)-白丸ダム(8:50)-数馬峡橋(9:18)-数馬の切り通し分岐(9:27)-(数馬の切り通し往復)-分岐に戻る(9:48)-渓山窯(9:50/10:06)-(川合玉堂も愛した白丸散策コース・本栖神社)-登山口分岐(10:32/10:45)-ゴンザス尾根705m地点(11:37)-電波塔ピーク(11:48)-(#6鉄塔)-屏風岩(12:13)-配水場(12:47)-奥氷川神社(12:57)

コース

総距離
約6.0km
累積標高差
上り約774m
下り約750m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

奥氷川神社の獅子舞いに合わせて、念願の「根岩越え」をして来ました。
数馬峡の険路を避けて昔の人が通った古径ですが、現在では白丸側も氷川側も踏み跡が不明瞭な箇所がありますので、下りに使う時は要注意です。

≫夏の間の毎週日曜日には奥多摩町の各地区順番で鎮守社の例大祭が行われますが、8月第二週の日曜日は奥多摩町の中心である大氷川地区に鎮座する奥氷川神社の例大祭で、この獅子舞いを見るために相応しいコースとして選んだのが、今回の「根岩越え(ねーやごえ)」です。
ネット上でのルート情報は少なく、今回も新ハイキング社の松浦本を参考としました。

足慣らしで鳩ノ巣から白丸ダム湖南岸の大多摩トレイルを歩き、数馬の切り通しに立ち寄ってから、白丸の集落をぐるりと巡って山道にはいります。
尾根腹の踏み跡は薄く、分かり難い部分もあってGPSが役に立ちました。

ゴンザス尾根の電波塔のピークから氷川に下りる尾根は、#6鉄塔を越えて少し進んだ地点で南の踏み跡に入ると急傾斜となり、古いザイルのフィックスドロープが現れて屏風岩の上部に導かれます。

踏み跡を離れ、ボルトが打ち込まれた屏風岩の上部に立って氷川の家並みを見下ろした後、岩の南側のフィックスドロープ伝いに急斜面を下って岩の基部に下りましたが、ガイド本に記載されている鉄梯子などはありませんでしたので、岩の北側を下るのが正式ルートだったのだろうと思います。

屏風岩の基部の踏み跡を北に向かうとガイド本にある「火の用心」の看板がありましたので一安心しましたが、その後も途中で踏み跡を見失い、バンド状の岩場に行く手を遮られたりしましたが、何とか踏み跡に復帰して無事下山。
奥氷川神社の獅子舞いを堪能して、楽しい一日を過ごしました♪

因みに、根岩越えの「根岩」は、てっきり氷川の屏風岩のことだと思っていましたが、改めて宮内敏雄著「奥多摩」を見てみると、「ゴンザス尾根の標高700mの曲線をネーヤノオネトという。」と記載されています。

本日の総歩数22,031歩、歩行距離14.1km、消費カロリー904kcal、脂肪燃焼量64g也。

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フォトギャラリー:54枚

快晴の鳩ノ巣駅から出発。今日も暑い一日となりそうな予感です。

鳩ノ巣渓谷へ、、、

ボタンヅル

渓谷で子供たちが水遊び

秋の花が咲き始めました。

キンミズヒキ

白丸ダム

長い間通行止めとなっていたダム湖南岸のトレイルが開通しています。

カヌーやサップで遊ぶ人達で賑わっていました。

数馬峡橋を渡って、、、

青梅街道の白丸トンネルの上の数馬の切り通しへ向かいます。

側道の脇から、数馬の切り通しへ、、、

案内図

記念碑

岩を穿っています。

岩のへつり。直ぐ真下に青梅街道の旧道が見えます。

数馬の切り通しは途中で行き止まりとなっています。

切り通しの尾根の上に、天狗社が鎮座しています。

側道に戻って白丸集落へ、、、途中に渓山という窯業の店がありました。

作業場のご主人と暫しのおしゃべり。
多治見から40年前に移って来られたそうで、よくよく聞くと、氷川の柳小路の「きみちゃん」の常連さんでした。

「川合玉堂も愛した白丸散策コース」で白丸集落をぐるり、、、

石畳の道

蔵と芙蓉

本栖神社の獅子舞い奉納は8月の第3週目です。

白丸の眺め。大きな建物は特養のグリーンウッド。奥の尖峰は天地山です。

ガイド本にあった「白丸148」の電柱を確認して脇道のスロープへ入ります。

「ロッヂ風」の廃屋を左に見送って、、、

新しい配水場がありますが、この手前から左の植林帯に入る踏み跡を辿ります。

取水升の有る小沢を渡って、、、

沢の右岸の尾根腹の薄い踏み跡に入ります。

尾根とも尾根腹とも言えない斜面を上って行くと、段々の廓の様な地形が現れ、古いストーブなどが確

ゴンザス尾根の稜線はあと少しです。

ゴンザス尾根の緩やかなたわみ(705m地点)が「ネーヤノオネト」です。

少し上ると、見慣れた古い電波塔のある小ピークです。

そこから、氷川側に下ります。

6号鉄塔を通過。2009年の記録である松浦本には、この先「ケーブルに沿って進む」とありますが、現在そのケーブルは見当たりませんでした。

7号鉄塔には向かわず、南に下る踏み跡に入ります。

いきなり傾斜が増して、、、

足元に古い固定ロープが張られています。

屏風岩の上部に出ました。

氷川の家並み

岩の上部

ここにも古いフィックスドロープが垂れていましたが、とても使って下りる気にはなれません。

岩場の南側に回り込むようフィックスドロープが続いていましたので、それ沿いに下りました。
(ロープに頼らなくてもギリギリ下降可能でした。)

岩場の基部から見上げる屛風岩

基部の踏み跡を北に戻ると、山火事防止の看板がありました。
どうやら、岩の上部から北回りで下るのが正式ルートの様です。

安心したのも束の間。途中で踏み跡を見失い、もうひと苦労しました。

何とか踏み跡に復帰して、配水場脇に出ることが出来ました。

氷川の町並み。奥氷川神社から囃子太鼓の音が聞こえてきます。

根岩越えを振り返って、、、

奥多摩駅前の通りは屋台で賑わっていました。

麻葉の湯で汗を流した後は、奥氷川神社の獅子舞い奉納を見学。

南氷川の羽黒三田神社ではお神楽が奉納され、山車が出ました。

夜7時。千秋楽、白刃の演目が終わって皆で乾杯。見応えのあるお祭りでした♪

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • ガバオさんこんにちは

    相変わらずディープなレコ。私では後に続くことがためらわれますが、踏み跡を記した地図を拝見したなら、すごいことになっていそうですね。眺めるだけで好奇心と。行ってないところに行きたい意欲が沸々と湧くような…
    私も細々と北アルプスの地図に自分の踏み跡を書き入れては、想像を逞しくしています

  • すてぱんさん、こんにちは!
    (スミマセン、すっかり返信レスした積もりになってました!(汗))

    私も未だに赤鉛筆を愛用しておりまして、手元の国土地理院の1/5万分図(奥多摩)に引いた赤線もかなり濃密となって毛細血管のようになってきました。
    あと何年山を歩けるか分かりませんが、歩けそうな尾根はしらみつぶしに歩いてみたいものです!

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