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赤岳日帰り

赤岳( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (くまころ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

往路行者小屋で大雨のため30分様子を見た。ガスや突風はあったものの、概ね良好。ただし下山路のガレ場は滑りやすい濡れ岩がペースを遅くし、精神的な疲労を増加させた。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 八ヶ岳山荘より先の美濃戸山荘や赤岳山荘に駐車する場合は、一台しか通れない砂利道の林道となる。途中大きめの石や凸凹があるので、セダンやスポーツタイプは気になるかもしれません。

この登山記録の行程

美濃戸(07:30)・・・行者小屋(09:30)[休憩 30分]・・・赤岳(12:00)[休憩 15分]・・・赤岳天望荘(12:30)[休憩 30分]・・・行者小屋(14:00)[休憩 15分]・・・赤岳鉱泉(14:30)[休憩 10分]・・・堰堤広場(15:30)[休憩 10分]・・・美濃戸(16:15)

コース

総距離
約12.1km
累積標高差
上り約1,391m
下り約1,391m
コースタイム
標準7時間35
自己6時間55
倍率0.91

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

日帰りでの赤岳・横岳・硫黄岳縦走をやってみようと思い立ち、山レコの先達達の記録を参考に立案。赤岳山荘駐車場を朝5時に出発し、標準タイムの8割での踏破かつ休憩時間を短めにすることで下山予定が午後3時。逆算すると東京出発は当日午前2時!この予定だと単独登山しか選択肢がないと思っていたが、キャンプやアウトドアを愛する別の旧友に声をかけたら同行を快諾されたため、『できたら縦走、赤岳単独で行程を楽しむもアリ』に心境は変わった。日程は天気予報次第なので、複数日で直前に行けそうな日にすることに。

日が変わった水曜3:00に迎えにきてもらったのは、40万キロ以上走った94年型のランクル80。経年劣化で滑るクラッチ板と、衝突事故時に歪んだ後輪シャフトのせいで偏摩耗するリアタイヤ、そして激悪燃費をカバーする超燃費走行のため、赤岳山荘到着は7:00前。

午前7:15に登山開始し南沢ルートで行者小屋へ。標準だと2時間コースだが早めに行けると思っていた。道中、仕事の話に集中したら沢を外れた平坦な斜面を登って美濃戸中山山頂方面に向かってしまい、沢の音がしないことに気がついて逸脱を確認、地図とGPSを頼りに沢まで戻った。30分ほどのタイムロスで済んだが、無駄な体力と時間を使ってしまった。行者小屋に着いて少し休憩していたら強めの雨が降り出してきたため、疲れて補給を欲していた友人はこれ幸いにとストーブを取り出し30分ほど朝食タイムに。その後キッチリと雨が上がったので文三郎道経由で赤岳山頂を目指した。鎖場や階段を経て中岳・阿弥陀岳分岐を通り過ぎ、11:00にようやく山頂に到着。あいにくのガスで周りに何も見えなかったが、それはそれで山頂到達の達成感を現地の見ず知らずの方達と分け合う。なお、横岳方面から来た若者曰くそこから2時間弱かかったとのことで、縦走は断念して次回に持ち越しすることにし、二つある山荘のどちらかで長めの昼食を取ることにする。30分ほど歩いた先の赤岳展望荘の裏手の斜面がちょうど風を遮ってくれていたので、そこで調理開始。私はいつものカップラーメンだったが、友人はオイルストーブとチタンのフライパンでシャウエッセンを焼いたりスープを温めたりパンを焼いたりと、それなりのランチを堪能していた。下山開始は13:30頃、北沢ルートを目指してまずは地蔵尾根の急斜面を下って行者小屋へ。少しの休憩後に何も考えず来た道を戻ったため、南沢ルートへ入ってしまった。そこをまた行者小屋まで戻って北沢ルートへ。ここでも30分ほど体力とタイムロス。赤岳鉱泉までの平坦な道のりは良かったが、雨後のガレ場下りは低い摩擦係数と靴先に当たる爪先の痛みのために遅めのペースに。対照的にハイカット登山靴の友人は安定した足取りで軽快に下っていた。個人的な感想だが、軽いローカットトレランシューズは登りに強く下りに弱い感じがする。

北沢ルートは途中の堰堤広場あたりから車が通れる緩やかなザレ場となり、単調なゆるい下りがいつまでも続いて気疲れを加速させた。赤岳山荘に着いたのは16:00過ぎ、30分ほど休憩してから近場の温泉に向かったが、どこも休館日で唯一開いていた茅野市の『玉宮温泉 望岳の湯』で汗を流すと共に、二人とも感じていた寝不足から来る軽い頭痛を緩和するため30分ほど仮眠させてもらった。ちなみに市外人の料金は600円。夕食は近くの『遊膳長田』で、ユッケトロ丼と豚焼肉定食を注文した。

帰宅時刻は中央道で22:30、起床から実に22時間が経過していた。日帰り赤岳は時間的に大変だったので、次回は近隣に前泊して複数峰を踏破したい。

余談ではあるが、軽い頭痛を覚えていた昼食時にオキシパルスメーターで測った酸素飽和度は二人とも86%で、文献によると高地民族でも大差はないらしい。違いは呼吸の深さと頻度だそうです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ ソフトシェル・ウインドシェル ロングパンツ 靴下
レインウェア トレランシューズ バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ サングラス 地図
コンパス 腕時計 登山計画書(控え) 健康保険証 医療品 携帯トイレ
非常食 行動食 トレッキングポール ストーブ 燃料 ライター
カップ カラビナ
【その他】 レインカバー、カップ麺、魚肉ソーセージ、エナジージェル、コーヒー豆、爪切り、絆創膏、頭痛薬、酸素飽和度計、着替え一式とバスタオル

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登った山

赤岳

赤岳

2,899m

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