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鍋足山をバリエーションルートでぐるっと

鍋足山(本峰)、Ⅱ峰、Ⅲ峰、Ⅳ峰、鍋足山三角点峰( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 常陸太田市役場・里見支所前の駐車場に駐車。楽に10台以上は停めることができる。

この登山記録の行程

常陸太田市役場・里見支所駐車場(08:53)・・・<大中コース>・・・山の神(09:01)
・・・鍋足山(本峰)(09:39)・・・Ⅱ峰(09:50)・・・Ⅲ峰(10:11)・・・Ⅳ峰(10:30)・・・<バリエーションルート>・・・鍋足山三角点峰(12:15)(昼食~12:51)・・・猪ノ鼻峠登山口(13:13)・・・鍋足山三角点峰(13:44)・・・Ⅳ峰・・・本峰・・・<笹原コース>・・・<健脚コース>・・・笹原登山口・・・車道・・・常陸太田市役場・里見支所駐車場(15:22)

コース

総距離
約13.2km
累積標高差
上り約1,466m
下り約1,466m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

日本海側の荒れた天候に対して、太平洋側は快晴の一日。
この季節になると、心にチクチクするものが湧き上がってきて、鍋足山へやってきた。ここ数年、恒例になった故人を偲ぶお墓参りのようなものだ。
常陸太田市役場の里見支所に車を停めて歩き出す。
紅葉シーズンも終わり、他には登山者らしい車は停まっていなかった。自然と向き合い、独り静かに山に潜るにはちょうど良い。
ゆっくり歩くつもりだったが、あっという間に鍋足山(本峰)に到着。
何度来てもここからの景色は最高だ。奥久慈男体山から眺める景色も気に入っているが、それよりも低い位置から周囲を見渡せる鍋足山の方が、大海原のように広がる峰々がよりダイナミックに見える。
本峰からⅡ峰、Ⅲ峰を歩いて、Ⅱ峰とⅢ峰の間から谷へ降りていく。
バリエーションルートのエリア。微かに踏み跡が残っている程度なので、ここを歩くのは地元でも限られた方だと思う。
モミジが何本かアクセントのように立っていた。紅葉も終わりかけでくすんだ色をしていたが、それでも木漏れ日を受けて赤く周囲を照らしていた。
谷に沿って歩こうかと思ったが、ぐるりと周遊したかったので、もう一度近くの尾根へと登り返す。普通はこんな崖のような斜面は使わないだろうというところから登って行く。過去にも何度か歩いたことがあるので、反り返った上部には地元の方が設置したと思われるロープがあるのを知っている。マニアックな情報だ。
尾根に出ると、鍋足山のⅡ峰やⅢ峰が良く見えた。日頃見る角度とは異なり新鮮で良い。
尾根を伝って麓の方へと一旦降り、別な尾根を使って鍋足山三角点峰へ向かうルートへと復帰する。
藪漕ぎと言っても、全く道がない訳ではなく、葉っぱが落ちたこのシーズンであれば比較的楽に歩くことができる。ただ、ところどころに崖のように落ち込んだ場所があるので、ルートの取り方を間違えるとスタックする可能性があるので馴れていないと危険だ。
事実、登り返しの尾根で大きな岩に行く手を阻まれた。初めて使った尾根なので岩の形状は未知数。そのまま登り切っても良かったが、こんな場所で滑落したらそれこそ誰にも見つけてもらえないので、登りかけた足を止めて少し降ったところからトラバースで岩を回避した。
岩を回避した後は、尾根をなぞるように登って行くだけで特に危険なところは無かった。
暫くして、見慣れた登山道に合流し鍋足山三角点峰へ向かう。
三角点峰の頂で、鍋足山を眺めながら亡くなった方を想い「今年も来ましたよ」と、そっと手を合わせた。
持ってきたカップ麺で昼食をとり、食後にもう一度お湯を沸かしてコーヒーを飲む。
日差しがぽかぽかと心地よかった。「小春日和」。まさにそんな言葉が似あう日だった。
まだ歩き足りなかったので、猪ノ鼻峠の登山口をピストンして、本峰から笹原登山口へ降って遠回りをしながら帰った。
春になったらまたソハマソウを見に来よう。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • きっと喜んでくれてますね。

  • 山の師匠と言われたからね。
    それなりの実力を示さないと。

登った山

鍋足山

鍋足山

529m

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