• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

タンコウバイはもう終わり夕暮れ前の鍋足山

鍋足山(本峰)、Ⅱ峰、Ⅲ峰( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 常陸太田市役場・里見支所前の駐車場をお借りする。楽に10台以上は停めることができる。

この登山記録の行程

常陸太田市役場・里見支所駐車場(14:33)・・・<大中コース>・・・鍋足山(本峰)(15:08)・・・<周遊>・・・Ⅲ峰(16:06)・・・Ⅱ峰(06:14)・・・鍋足山(本峰)(16:15)・・・常陸太田市役場・里見支所駐車場(17:14)

コース

総距離
約8.1km
累積標高差
上り約921m
下り約919m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

福島にドライブに行った帰り道。
ふと目に入った特徴的な山容。尖った頂が集まりまるで鍋の五徳のように見えることから「鍋足山」と呼ばれている。定期的に足を運ぶほど気に入っている大好きな山の一つだ。
今日も眺めているうちに登りたい欲求をおさえきれず、気が付いたら登山口の方へと向かっていた。もはや病気と言える。
時計は既に14時半を過ぎている。
「日ごろ『14時を越えて山に入ってはいけない』と指導している立場でしょ?」と山仲間の一人が、プンプンと頭の中で怒っていたが、今日の日の入りは18時11分。急げば十分に周回できるだろう。
ちなみに、指導メッセージの本当の意味は、冒頭に「夜間登山の備えをせずに」と言う言葉がつけたされる。最初から暗闇に備えている夜間登山と違い、夕暮れから夜に変化していく山の中は意外に迷いやすいので注意が必要だ。
流石にジーパンで登ると本格的にダメ出しを食らいそうだったので、車の中に常備していた登山服を着こんで歩き出す。
いつもであれば、山の神様の前できちんと立ち止まって丁寧にお参りするが、今日はご挨拶もそこそこに進んで行く。
膝を壊してから一ヶ月ほどまともに歩くことが出来なかったが、ここ数日だいぶ良くなってきた(ような気がする)ので、徐々にスピードを上げながら一気に山頂まで登って行く。
この季節であれば頂手前のタンコウバイがさぞ見事に咲いているのではと楽しみだったが、一週間ほど遅かったようで黄色い花は全てくすんでいた。
ゴツゴツした大きな岩を乗り越えると頂に到着。
普段であれば大勢の登山者で賑わっている頂も、さすがにこの時間帯は静まり返っていた。夕刻が近づき陽射しがだいぶ弱まっていた。どことなく寂しさを感じたが、それもまた静かに自然と交わる貴重な時間に思えた。そんな景色を見ながら、以前、この山で亡くなった方への思いを馳せながら深々と頭を下げた。今、頂から見えている広範囲な森と谷間をくまなく捜索したのを思い出す。
日の入にはまだ少し時間があったので、日頃あまり使わないコースを巡り、最後にⅡ峰、Ⅲ峰に立ち寄ってから下山した。
その途中で、とても珍しいキノコを見つけた。
「シロキツネノサカズキモドキ」
以前にもどこかの山でも見かけたが、小さくて見落としがちなのでなかなか見つけることは難しい。異様な形状をしているが、じっくり観察していると可愛く見えてくるから不思議だ。
細い茎が数cm立ち上がり、その上に盃状のかさがついている。これが名前の由来だが、そのかさの内側が真っ赤で、まるでワインを注いだグラスのように見えた。
キツネがこれでお酒を飲みながら気持ちよく酔っている姿を想像するとメルヘンチックで可愛い。思えばキツネノカミソリやキツネノボタンとか、キツネを冠した花の名前も多い。人をだますという狡いイメージもあるが、一方でどことなく抜けているところがこのように昔から愛されているのかもしれない。

続きを読む

フォトギャラリー:21枚

すべての写真を見る

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • イエローカード 2枚!

  • なぜに2枚?

登った山

鍋足山

鍋足山

529m

登山計画を立てる