行程・コース
この登山記録の行程
蓑毛(07:40)・・・ヤビツ峠(08:40)・・・護摩屋敷の水・・・二ノ塔(10:05)[休憩 5分]・・・三ノ塔(10:26)[休憩 5分]・・・烏尾山(11:01)[休憩 5分]・・・政次郎ノ頭(11:30)・・・新大日(12:03)[休憩 10分]・・・木ノ又小屋(12:20)・・・塔ノ岳(12:58)[休憩 10分]・・・塔ノ岳・・・金冷シ(13:15)・・・花立山荘(13:25)・・・茅場平(13:45)・・・小草平(14:05)・・・駒止茶屋(14:35)・・・雑事場ノ平(14:49)・・・観音茶屋(15:03)・・・大倉(15:27)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
前回表尾根を歩いたのが昨年の11月。間が開いたので、今回は暑い中ではありましたが、久々に表尾根を歩いてきました。
先ず面喰ったのがバス時刻が変わったこと。これまで秦野駅を6時半頃に出発する蓑毛行バスに乗車することが多いのですが、どう検索しても出てこない。時刻表を調べたらなんと始発が平日710になっていて、6時台が無くなっているではないですか!神奈中バスのサイトを調べたら、乗務員の1日の休息時間や拘束時間の上限等の改正が理由で、4/1付けのダイヤ改正で、6時台のバス便が無くなっていました。こんなところに影響が出ていたとは驚きです。以前は610の始発便があったので、今では計画段階で従来の30~60分遅発です。夏至で朝4時頃に外は明るくなり始めるというのに、出発が遅くなるのは残念です。
それはともかく梅雨時のこの季節は蒸し暑く、そもそも表尾根を歩いたことはこれまであまり無かったと思います。関東地方は6/21に梅雨入りしたばかりですが、今年はどうやらカラ梅雨。この日(6/25)は晴れて、地上では真夏日。アプローチの段階で汗だくです。蒸し暑く、ジメジメ。蓑毛からヤビツ峠へ続く柏木林道はヤマビルの巣になっていること必定なので、ちょくちょく靴まわりとズボン、ストックと腕にヒルがたかっていないかチェックしながらの山行です。案の定、ズボンのふくらはぎ部分にたかっているヒルを見つけ、直ちにアルコールスプレーで駆除しました。ここでは短パンは避けた方が無難と思います。まぁ、たかられても血を吸われるくらいで、蚊よりは質(タチ)が良いのですが・・。
さて二ノ塔に近づくにつれ、意外なことにエゾハルゼミが元気に大合唱しているではないですか!鳴き声は、二ノ塔・三ノ塔、烏尾山から行者岳と、およそ標高1000~1300mの登山道沿いのブナ林を響き渡っています。これまで表尾根でエゾハルゼミの鳴き声を聞いたことが無かったので、とても感動しました。そしてモミジイチゴの果実が、いまちょうど熟しています。二ノ塔から塔ノ岳にかけて登山道のあちらこちらで、オレンジのぷっくり太った果実が見られます。口に入れると甘酸っぱくてとてもおいしいです。
花は、三ノ塔から行者岳にかけて、コアジサイ、ヤマオダマキ、シモツケソウ、ノイバラ、ウツギ、ニシキウツギが見頃です。中でもノイバラとウツギは、二ノ塔から行者岳にかけて多く咲いており、普段は目立たない白い花でも、群落や登山道を覆ってトンネルを作っている光景はゴージャスそのものでした。
雨の日が多く、暑くてジメジメのこの季節。倦厭しがちな表尾根ですが、訪ねてみると目だけではなく、耳と味覚でも山歩きを楽しめます。意外にも良い季節だなぁと、改めて表尾根の魅力を再認識しました。
フォトギャラリー:8枚
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ヤマオダマキ
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モミジイチゴ
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シモツケ
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コアジサイ
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ノイバラとウツギのトンネル
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エゾハルゼミ
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ニシキウツギ
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