行程・コース
この登山記録の行程
千畳敷(08:23)・・・乗越浄土(09:20)・・・宝剣山荘(09:28)・・・中岳(09:42)[休憩 20分]・・・木曽駒ヶ岳(10:22)[休憩 19分]・・・宝剣山荘(11:28)・・・乗越浄土(11:35)・・・千畳敷(12:14)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨年富士山で高山病になり登山を断念した経緯から、3000mぐらいへの挑戦を考えていた。簡単100名山有名な木曽駒ヶ岳に挑戦。
ロープウェイで2600mを超え、千畳敷駅で高所順応。駅前はガスが多く山はほとんど見えない。駅前から高山植物だらけ。オトギリソウ、ゴザンタチバナ、ヤマハハコ、エゾシオガマなど。15分ほどして少し早いが出発。道端の花を見ながら立ち止まりして、ゆっくりと八丁坂の入り口まで。ヨツバシオガマ、数は少ないがコバイケイソウも草原に見える。コイワカガミや黄色いスミレ(クモマスミレかキバナノコマノツメか)、足も呼吸も大丈夫だが、ちょっと軽い頭痛が。
見上げる先まで伸びる登山道。ゆっくりと出発。岩の階段状の登山道、一部枕木があるもののほぼ岩。大きめの石を金網でまとめた道もある。ところによっては狭くて登り下りが交互になる。日曜日で人は多め、ツアーの団体もいるにで速度は遅め、高山病が心配だったので丁度良い。段差はそこそこなので足の負担は小さくない。登る途中でもまた新たな高山植物が見られる。タカネグンナイフウロやチシマギキョウも鮮やか。ガスが切れると視野が広がり、千畳敷ホテルから下界の町、さらには南アルプスの山並みが見えるようになる。すぐさまガスで埋まる。徐々に高度を挙げると宝剣山やそこに登る登山者を見ることもできる。やっとのことで乗越浄土に着いた。風はやや強いがガスも晴れて気持ちが良い。宝剣山荘まで来ると天狗岩が見える。見事な大岩と難所らしい宝剣山のゴツゴツとした山容がわかる。そちらのコースはほとんどの登山者がヘルメット着用していた。
少し休んで中岳へ。岩の階段ではなくゴロゴロと岩があるが登りやすい。山頂からは木曽駒ヶ岳の山頂多くの登山者が見える。一旦下山していくが、ここがかなり急で岩だらけで段差も時に足場に迷う斜めの岩もあり難渋した。頂上山荘脇で小休止。ここにもテント場がある。雷鳥が見えるのではとカメラを握って目を凝らす人も数人立ち止まっていた。少し咳が出た時は高山病が発症したかと心配したが多少息切れが早いが大丈夫そうだったので、最後の登りへ。
山頂では山頂看板をもっての記念撮影で長蛇の列ができていた。その列を尻目にぐるりと御社を回って下山路へ。少し東に下山してから頂上山荘に戻る道。チングルマが花はごく僅かでほとんど綿毛になっていた。ここらも雷鳥が見れることがあるらしく足を止める人がいる。小鳥が飛んで、よく鳴いていたが、近くで留まってくれた。イワヒバリだった。しばらくチョンチョンと地を跳ねていた。
帰りの中岳への道は登りなら面白い道だった。八丁坂の下りはゆっくり降りる人と、すれ違いで停滞することが多かった。八丁坂の途中で、ホテルの方から放送が!乗越浄土で子熊の目撃情報があった。親熊がいる可能性もあり注してくださいと!
剣ケ池を回って千畳敷駅に戻る。いわゆる千畳敷の全容が見えるところだが山頂にまたまたガスがたなびいていた。
日曜日のためロープウェイもバスも一回待たされた。
高山への挑戦はとても楽しかった。花の百名山も納得の楽しい山行だった。
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