もし憑依されたら・・・登山者たちが実践する「霊から身を守る方法」｜山の心霊体験・不思議な体験に関するアンケート結果②
2024年6月に山と溪谷オンラインで実践した山の心霊体験・不思議な体験に関するアンケートでは、100件を超える回答をいただきました。前回の記事では実際にどのような体験をしたか紹介しました。この記事では、回答者のみなさんの「山で心霊体験に遭わないために実践していること」をご紹介します。
構成＝山と溪谷オンライン編集部、写真＝PIXTA
山の心霊体験・不思議な体験に関するアンケート
山や祠、神社に祈る
■山にはたくさんの神々や霊がいると思う。私は無宗教なので、なるべくなにもしないようにしている。大きな神社なお寺は、その山の神として、登山の無事を願ったり、下山後に感謝したりするが、山道途中にある祠などに対しては、心のなかで「こんにちは！」とあいさつする程度にしている。また遭難碑などには「安らかに。皆さんを見守ってください。」と心のなかで思う程度にしている。（女性／50代）
■山頂に到着した際は手を合わせ、無事に登頂したことのお礼と無事に下山する約束をします。（男性／40代）
■鳥居などで必ず一礼して心のなかで「お邪魔します」と言う。（男性／50代）
■山の神様などの祠やお地蔵様に会ったら必ず「おじゃましております」と手を合わせます。無事に下山できたら「ありがとうございました」と一礼して帰路につく。（女性／50代）
■幽霊に会わないために、ではありませんが、安全に登って降りてこられるように、登山口で山に向かって頭を下げています。無事に降りてこられたときも、登山口に向かって頭を下げています。（女性／30代）
祈る・お経を唱える
■行場では、般若心経を唱えることにしていた。（男性／60歳以上）
■いくつか簡単に唱えられる真言は頭に入れています。（男性／50代）
■お経を覚えました。気休めかもしれませんが。（男性／50代）
■今はクリスチャンになったので、主イエス・キリストの名前を通して祈るでしょう。（男性／60歳以上）
お守りや魔除けを持つ
■大きな音を発する鈴などを待つ。（男性／30代）
■積極的に熊鈴を鳴らしている。（鈴は古来より魔除けの効果があるとされているため）。（男性／30代）
■ザックには常にお守りが入っています。（女性／40代）
■神社で買った清め塩を持参しています。（女性／50代）
■武蔵御岳（むさしみたけ）神社のお守りと永平寺（えいへいじ）の数珠を持っていきます。それでも不思議体験は続きます。（男性／50代）
■怪しい雰囲気の場所や、縦走のときは数珠を持って行くようにしている。（男性／50代）
怪しい場所に近づかない
■戦闘のあった山に行かない、処刑場のあった山に行かない、廃神社や廃寺には立ち寄らない、荒れたお地蔵さんを見ない。（男性／50代）
■なんとなく薄気味悪い場所や気持ちのよくない場所へは長居しないようにしています。（男性／50代）
■自分が感覚的に嫌だなと感じるところには近づかないようにしています。（女性／30代）
そのほかの対策
■心のなかで「俺は最強！舐めんじゃねえぞ！」と強がっています。（男性／20代）
■周囲の人と必ずあいさつと、簡単な世間話、雑談をして顔見知りになっておくこと。（男性／30代）
■怖いと思わないようにして「山頂で絶景が待ってる」とだけ考えるようにしている。（男性／40代）
■誰もいないはずなのに背後に気配を感じるとき、お先にどうぞ〜と言う。昔からの妖怪対策らしい。（回答しない／40代）
■めちゃくちゃ明るいライトを持ち歩く。（男性／40代）
■絶対にゴミを捨てない。（男性／50代）
■対策はしていない。ちょっと怖い思いをしたい気持ちもある。（女性／50代）
■明るい時間帯のうちに行動する。（男性／50代）
■北枕では寝ない。（男性／60歳以上）
■あまりにしつこい“相手”には、声高に怒鳴ることにしてます。意外に効果があります。（男性／60歳以上）
■常念岳で危険な体験をしたので、常念小屋で買ったバンダナを、どの山に行くにも、いつもザックにつけて行動している。あのときの怖かった気持ちを忘れてはいけないと思っている。（女性／50代）
山には神様や幽霊、妖怪など“人知を超えた不思議な存在”がいるかもしれません。実態がない分、どのように対策するか難しいもの。みなさんはどのように対策しますか？
山の心霊体験・不思議な体験に関するアンケート
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山と溪谷オンラインで実施した登山者へのさまざまなテーマのアンケートの結果をご紹介。
