遭難・事件

登山道が岩と氷のミックスとなる難しい状況の時期、慎重な歩行を 島崎三歩の「山岳通信」 第336号

長野県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。第336号では、八ヶ岳連峰赤岳で起きた滑落事故について取り上げ、雪解けが進む登山道のコンディションの難しさについて注意を呼びかけている。

いざというときの備えのために、ビバークセットの携行を 島崎三歩の「山岳通信」 第335号

長野県が県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。2024年4月4日に配信された第335号では、八ヶ岳・赤岳で発生した2件の遭難について取り上げ、いざというときの備えの重要性を強調している。

単独での登山はリスクをよく理解し、技量に見合った山域への入山を 島崎三歩の「山岳通信」 第334号

長野県が県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。2024年3月22日に配信された第334号では、中央アルプスで起きた2件の事故がいずれも単独登山で、行方不明のままとなっていることについて言及。単独で入山するリスクの理解と対策について、あらためて説明している。

【書評】志半ばで遭難した6人の軌跡を辿り人生と時代を回顧『未完の巡礼 冒険者たちへのオマージュ』

(評者=長谷川昌美)植村直己、長谷川恒男、星野道夫、山田昇、河野兵市、小西政継。「昭和」という時代の後半に活躍したこれらの著名な冒険家、写真家、登山家に共通するものといえば、いずれも志半ばにして海外で遭難、生還できなかったという事実だ。

雪山では雪面状況が変わりやすい時期。特に急斜面の下りやトラバースの際は滑落に注意 島崎三歩の「山岳通信」 第333号

長野県が県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。2024年3月14日に配信された第333号では、期間中に発生した2件の遭難事故はいずれも雪山から下山中にスリップして起きた事故であったことから、雪の状況の変化をしっかりと確認する大切さを説明している。

【書評】山の危険と救助のリアルに迫る『剱の守人 富山県警察山岳警備隊』

(評者=木元康晴)富山県警察山岳警備隊は60年に近いその歴史のなかで、ノウハウを積み重ねてきた。山の危険を熟知した上で、二重、三重のバックアップも講じ、確実な登山者の救助をめざしている。

2月10日の日没後、八ヶ岳・天狗岳で3件連続で救助要請。現場で起きていたこととは? 長野県警察山岳遭難救助隊レポート

2024年2月10日の日没後まもなく、長野県警では3件連続で山岳遭難の通報を受理した。いずれも八ヶ岳連峰の天狗岳周辺・・・。連休中、かつ冬型の気圧配置が強まる状況だったとはいえ、このとき何が起きていたのか、そしてその際の救助の実際は? それぞれの遭難の原因には、ある共通する「理由」があった。

雪崩が発生しやすくなっている今、事前に雪の状態や雪崩注意報の発出状況の確認を 島崎三歩の「山岳通信」 第332号

長野県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。第332号では、雪崩遭難事故について言及。寒暖差や急な降雪により雪崩が発生しやすくなっている今、事前に雪の状態や雪崩注意報の発出状況を確認して、入山を控える判断の必要性を説いている。

ホワイトアウトで方向感覚を失い身動きが取れず。最悪の事態を回避できた冷静な判断―― 長野県警察山岳遭難救助隊レポート

「ホワイトアウトにより道に迷い行動不能。翌日に無事救出」。2024年1月7日に、中央アルプスの宝剣岳で起きた山岳遭難事故は、そんな短い言葉では語り尽くせないさまざまな要因が重なって起きたものだった。客観的に状況を把握したからこそ生還できた当時の様子を、長野県警察山岳遭難救助隊の目を通してレポートする。

「アプローチしやすい」という落とし穴。スキー場隣接のバックカントリーエリアで遭難相次ぐ

2月最初の週末に長野県で相次いだバックカントリースキーの遭難。いずれもスキー場隣接エリアでの道迷いだった。たとえアクセスが簡単な山でも、雪崩やルートミスといったバックカントリーのリスクは山深いエリアと変わらない。

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