遭難・事件

雪崩が発生しやすくなっている今、事前に雪の状態や雪崩注意報の発出状況の確認を 島崎三歩の「山岳通信」 第332号

長野県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。第332号では、雪崩遭難事故について言及。寒暖差や急な降雪により雪崩が発生しやすくなっている今、事前に雪の状態や雪崩注意報の発出状況を確認して、入山を控える判断の必要性を説いている。

ホワイトアウトで方向感覚を失い身動きが取れず。最悪の事態を回避できた冷静な判断―― 長野県警察山岳遭難救助隊レポート

「ホワイトアウトにより道に迷い行動不能。翌日に無事救出」。2024年1月7日に、中央アルプスの宝剣岳で起きた山岳遭難事故は、そんな短い言葉では語り尽くせないさまざまな要因が重なって起きたものだった。客観的に状況を把握したからこそ生還できた当時の様子を、長野県警察山岳遭難救助隊の目を通してレポートする。

「アプローチしやすい」という落とし穴。スキー場隣接のバックカントリーエリアで遭難相次ぐ

2月最初の週末に長野県で相次いだバックカントリースキーの遭難。いずれもスキー場隣接エリアでの道迷いだった。たとえアクセスが簡単な山でも、雪崩やルートミスといったバックカントリーのリスクは山深いエリアと変わらない。

軽アイゼンで厳冬期の冬山登山縦走へ―― 2023年12月25日、八ヶ岳連峰で発生した遭難事例。長野県警察山岳遭難救助隊レポート

2023年末、八ヶ岳連峰で山岳遭難事故が発生した。「凍結した登山道で滑落して行動不能、救助された」という一言では説明できない実際の救助の様子を、実際に救助に当たった長野県警察山岳遭難救助隊が掘り下げ、遭難事故が起きた背景を検証。登山中のリスク対策や事前準備の重要性について、あらためて問いかける。

県内の積雪量は増加中。雪のコンディションを確認して入山を 島崎三歩の「山岳通信」 第327号

長野県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。第327号では、積雪量の増加に伴いバックカントリーでの遭難が増加している現状を分析。天気予報を確認して、リスクの高いコンディションでは入山を控えるよう呼びかけている。

「先に山小屋に行く」と言って雪の雲取山で消えてしまったリーダー

冬山特有の遭難事故が増加中。コンディションや積雪量を考慮した行動を 島崎三歩の「山岳通信」 第326号

長野県が県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。2024年1月11日に配信された第326号では、冬山特有の遭難事故が増加していることについて取り上げ、事前準備、積雪量を考慮した行動に加えて、登山口やスキー場などへ移動する際の車の運転などにも注意することを促している。

低体温症の恐ろしさ――、強風が退路をはばんだ3つの事例から学ぶ(1902八甲田山、1963薬師岳、2009鳴沢岳)

登山中のリスクで、季節を問わず気をつけたいのが「低体温症」。気温、風、そのほかの3つの要因で発生するといわれる低体温症だが、今回は特に「強風が退路をはばんだ事例」について注目。過去に取り上げた遭難事例から、低体温症の恐ろしさを考える。

埋没から3時間1分。ついに救出! 北アルプス・白馬乗鞍岳裏天狗の雪崩事故③

捜索終了時刻の4分前、埋没から3時間1分。ついに救出!

1月の奥多摩で行方不明になった夫。春になっても、妻は交番に情報を求めに訪ね続けた

3 4 5 6 7