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甲武信ヶ岳・徳ちゃん新道から雁坂峠へ

甲武信ヶ岳、木賊山、破風山、雁坂嶺、雁坂峠( 関東)

パーティ: 2人 (サンシマ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

1日目:晴れ時々曇り(気温:17~20℃)、2日目:晴れ(気温:15~23℃)

利用した登山口

西沢渓谷入口   雁坂峠入口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 道の駅「みとみ」(無料)

この登山記録の行程

【1日目】
西沢渓谷入口(07:25)・・・近丸新道入口(07:47)・・・徳ちゃん新道入口(07:52)・・・合流点(10:00)[休憩 20分]・・・木賊山(12:30)[休憩 5分]・・・甲武信小屋(12:56)[休憩 8分]・・・甲武信岳(13:25)[休憩 57分]・・・甲武信小屋(14:52)

【2日目】
甲武信小屋(06:04)・・・巻き道分岐(06:24)・・・笹平(破風山)避難小屋(07:23)[休憩 2分]・・・西破風山(08:07)[休憩 3分]・・・雁坂嶺(09:50)[休憩 2分]・・・雁坂峠(10:24)[休憩 36分]・・・料金所(13:01)・・・雁坂峠入口(13:21)

コース

総距離
約20.8km
累積標高差
上り約2,332m
下り約2,341m
コースタイム
標準11時間50
自己12時間31
倍率1.06

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

徳ちゃん新道から甲武信ヶ岳に上り、奥秩父主脈を縦走して雁坂峠から下山しました。甲武信ヶ岳から破風山、雁坂嶺、雁坂峠まで、2000m超の奥秩父主脈道は、ずーと絶景の富士山を見ながら歩けられる素晴らしい道でした。

1日目は、徳ちゃん新道の長い尾根道でバテないか心配しましたが、思ったより斜度が少なく、つづら折り道で歩きやすかったです。樹林帯を行くので直射日光を避けられて涼しく歩けました。

甲武信ヶ岳山頂からは、奥秩父の山並みを一望できて大満足でした。山頂でのんびりお茶して、まったりした時間を過ごしました。山頂では立派な角を持った牡鹿がのっそり出てきてビックリでした。ここの主のようです。(小屋番姉さん談)

登山者で混雑するシャクナゲの季節も終わり、小屋は小屋番姉さんが一人で対応していました。
寝床は2階奥の窓側を案内されました。小屋の代金は携帯電波(ドコモ)が通じて、ペイペイで支払い出来ました。

この日の宿泊者は、親子2人、昔ワンゲル部の3人衆、他男女の4人と我々2人の計11人。皆さん山小屋慣れした登山者でした。テン場はテントデビューの青年のみ。それにしてもテントデビューがこことは凄い。私は、「平標山はお勧めですよ。」と、教え魔になっていました。

小屋付近を散策すると荒川水源の碑がありました。また小屋脇にピンク色の綺麗な花が・・・後で調べたらヤナギランでした。(小屋の主人(徳ちゃん)のお気に入りの花だそうです。)

夕食は17:00から名物のカレーを美味しく頂きました。ご飯の量は個々に申告で調整してくれます。トイレは1階建物内から素足で行けて便利です。水洗で臭いも無く大変綺麗でした。

水は玄関外の流し台で1ℓ/50円で自由に汲めます。湯は1ℓ/100円でテルモスに入れてくれます。
消灯20:00、常夜灯があって部屋は真っ暗にはなりません。雷が鳴ったら即時に電源OFFで真っ暗にになるとのことでした。

2日目は天気予報が外れて晴れに。当初は山頂で日の出を予定するも、山頂を往復すると朝5時の朝食に間に合わないので小屋前のテラスからご来光を拝みました。

6時過ぎに小屋を出発し、トラバース道はシャクナゲ林で花時期は楽しめそうです。低木帯を下ると突然開けた場所に出て(賽ノ河原)、そこは富士山を望む絶景ポイントでした。

小休憩後、さらに下るとササ原が広がる笹平避難小屋に到着。避難小屋をのぞくと、内は良く整理整頓され大変綺麗です。泊まってみたい気になりました。

西破風山へは標高差200m以上の登りで、露岩帯が出てくると展望良好で何度も振り返って写真を撮りました。その後も東破風山、雁坂嶺、雁坂峠まで、これでもかと言うほど富士山を見ながらの稜線歩きです。
ちなみに復路のコースタイムは、絶景ポイントだらけなので休憩時間は多めにとった方が良いと思います。(天候良の場合です・・・・。)

雁坂峠は写真で見るように、開けた明るい峠で大変気持ちが良い場所でした。冨士山を見ながらお茶休憩し、下りたくない気持ちを押さえて下山に取り掛かりました。

雁坂峠からつづれ折りの道を下って標高を下げると、やがて沢沿い歩きとなり標高1500m付近の出合で2回徒渉。この場所はピンクテープがよく目立たないので、道を外さないように注意が必要と思いました。

その後、標高1370m付近で徒渉(ロープ有)し、すぐ林道(コンクリ道)に出て、その後、飽きるほど長い林道歩きをして道の駅へ戻りました。

今回、徳ちゃん新道から上がり、山小屋で一泊、雁坂峠への周回コースとしたことで富士山の絶景三昧を堪能出来て、大変充実した山歩きとなりました。晴れていればこの周回はお勧めです。そしてシャクナゲの季節にもまた歩いてみたいと思いました。

【1日目】
04:55自宅発----雁坂トンネル---道の駅みとみ着06:55
道の駅スタート07:20・・5・・西沢渓谷入口07:25・・17・・トイレ07:42(3分)・・・・近丸新道入口07:47・・5・・徳ちゃん新道入口07:52・・・2時間8分・・・・新道分岐(合流点)10:00(軽食20分)・・2時間10分・・木賊山12:30(5分)・・21・・甲武信小屋12:56(8分)・・21・・甲武信ケ岳13:25(休憩・茶57分)・・30・・甲武信小屋着14:52 (小屋泊:1泊3食¥9,500---夕食17:00---消灯20:00)

【2日目】
起床04:00---日の出04:48---朝食05:00
甲武信小屋スタート06:04・・20・・巻き道分岐06:24・・20・・賽の河原・展望場06:44(12分)・・27・・・笹平避難小屋07:23(2分)・・42・・・西破風山08:07(3分)・・・31・・東破風山08:41(5分)・・28・・板碑の岩場09:04(軽食18分)・・・28・・雁坂嶺09:50(2分)・・32・・雁坂峠10:24(珈琲36分)11:01・・・1時間32分・・・林道終点12:33・・32・・料金所13:01・・20・・雁坂峠入口13:21 ・・・・道の駅

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フォトギャラリー:103枚

7時頃、道の駅「みとみ」に到着、準備してスタート。

西沢渓谷の道へ。
(左側の無料駐車場は5~6台の車)

さあ、歩くぞ!徳ちゃん新道。

樹林帯の尾根道、急斜面はほぼ無し。

つづら道、日陰で涼しく歩きやすい。

樹林が切れた場所、富士山が見えてテンションアップ。

新道分岐に到着、ここでまだ半分、先は長い。エネルギー補給。
(テント泊の青年が追い越して行きました。)

戸渡り尾根のシャクナゲ林を過ぎて縞枯れ帯へ。

木賊山の手前、花崗岩の開けた場所。
富士山方向は雲多し。

木賊山に到着、展望は無し。

残っていたハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲの蕾も。

木賊山のザレ場から見る甲武信ヶ岳、小さな山容です。

甲武信小屋に到着

小屋番さんに到着を告げて山頂へ。

岩場にミヤマシャジン

連れは登頂して、バンザーイ!♪

甲武信ケ岳の山頂標識

標識下の木像

展望は、曇り空・・・。

国師ケ岳、金峰山方向

富士山は雲の中。

山頂でお茶、ノンビリ休憩です。

と思ったら、立派な角を持ったニホンジカ徘徊、この付近の主だそうです。

テン場はテント泊デビューの青年のみ。

ヤナギラン

小屋脇にある荒川水源の碑、源流点はずっと下の方らしい。

二階の大部屋、本日の宿泊客は11人。
シャクナゲの季節を外して正解。

小屋内入り口付近の様子、テーブルで受付、手前は売店のグッズ、飲み物など。スタッフ一人、忙しいので無人販売!

夕食17:00、朝食05:00、
水は1ℓ50円、お湯は100円

トイレは大変綺麗で快適です。

夕食のカレー、大変美味しかったです。
タラミの杏仁豆腐も旨い。

04:00起床、山頂でご来光を予定しましたが、朝食5時なので断念して小屋前のテラスから日の出を待ちます。

日の出前、空色が刻々と変化。

朝焼けの雲、今日は晴れるのかな~?

04:51 ご来光です。

05:00朝食 (コロナ対策でテーブルはアクリルの間仕切り。)

三鷹から来た親子は山頂へ行きました。

6時頃、雁坂峠を目指してスタート。
(この日の山頂からは、富士山、北アルプス他を一望出来たそうです・・・。)

苔むした登山道、梅雨時期は良さそうです。

シャクナゲの林道、この山はホントシャクナゲの木、木、木。

賽ノ河原、絶景ポイント。

端正な山容の富士山です。

これは・・・武甲山?

正面に西破風山

振り返って木賊山、縞枯れ林が幻想的。

縞枯れ林から望む富士山

しばし富士山の観賞

絵画のような山並みです。

笹平に到着、ここでテント泊デビューの青年が合流。(徳ちゃん新道のピストンを変更、徳ちゃんに勧められてこの周回ルートに来たとのことでした。)

笹平の避難小屋

避難小屋の中は、整理整頓されて大変綺麗です。

追着いて来たテント泊の青年に撮ってもらいました。

広瀬湖と富士山

西破風山の露岩帯を登る連れ。展望良好です。後方は木賊山と甲武信ヶ岳。

笹平から標高差約230mの上り返しは、露岩からの展望があって嬉しい。

景色にみとれていたら、先行のテント泊青年は・・・気配なし、見えなくなりました。楽しんでいるのかな~。

西破風山の山頂は樹林の中で展望は良くありません。露岩帯は展望が良いです。

西破風山から5分程歩くと、そこから展望が開けてまた絶景三昧です。

雲海

雲間に見える山々。

富士山はやっぱり素晴らしく美しい!

2000mの尾根からの絶景富士

露岩の尾根道、展望抜群です。

東破風山に到着

下山途中からの富士山、広瀬湖は山に隠れて見えなくなりました。

雁坂嶺と雁坂峠方向

山梨県の雁坂嶺山頂標識

埼玉県の山頂標識

雁坂山頂からの富士山

明るい山道、雁坂嶺を下ります。

振り返っての雁坂嶺

雁坂峠(中央)と水晶山

雁坂峠上部から望む富士山

雁坂峠に到着

峠標識

広く明るい峠、見たかったこの景色に大満足です。

シモツケソウ

昔ワンゲル部の男性3人組も到着

峠の石碑

下山は、木立の中のつづら道

気持ちよく下山

湧水あり、ペットボトルに水汲み。

タマガワホトトギス

シモツケソウ

カラマツソウ

川沿いの山道は踏み跡が薄いので、要ピンクテープ確認です。

明瞭な徒渉箇所。この後標高1500m付近の出会い手前は不明瞭でした。

徒渉して出合いから見る。
写真上部、右岸(左)から渡り、さらに右の沢を徒渉して、沢の左道に出ました。

1370m付近の徒渉点、ロープあります。
問題ありませんでした。

滝の景色

12:33 山道から林道に出ました。ここから舗装林道を約40分弱の歩きです。
山道なら楽しいのですが疲れます。
日射しもあって暑い。

陸橋の下を抜けて・・・。

200mくらい先で右の山道へ入り・・・。

雁坂峠登山口に出ました。ここから右手の橋を渡り左に歩くと、すぐ140号線に出て・・・。

道の駅「みとみ」に戻りました。

帰路は、小鹿野町のサンタ・カフェへ。
梅ソーダが美味しい!

定休日:水、木と第1,3の火

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳

2,475m

木賊山

木賊山

2,469m

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