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~はじめての山小屋泊~ 甲武信ヶ岳 (甲武信小屋一泊 毛木平より反時計回り周回)

甲武信ヶ岳( 関東)

パーティ: 1人 (O.Y. さん )

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行程・コース

天候

1日目 雨のち曇り、2日目 快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 長野県側のメイン登山口、毛木平駐車場へ駐車しました。
綺麗なトイレもある広い駐車場でした。

この登山記録の行程

【1日目】
08:34 [08:00] 毛木平
10:24 [09:45] 滑滝 ※休憩 24分 [20分]
12:17 [11:40] 水源地標 ※休憩 7分 [20分]
13:12 [12:50] 甲武信岳 ※休憩 62分 [30分]
14:28 [13:35] 甲武信小屋 ■甲武信小屋にて一泊

休憩時間 … 1.6時間 [1.2時間]
行動時間 … 4.4時間 [4.4時間] ※計画の100%
合計 … 6.0時間 [5.6時間]

【2日目】
04:00 起床
05:30 朝食
06:11 [06:00] 甲武信小屋
06:27 [06:20] 甲武信岳 ※休憩 47分 [20分]
07:49 [07:20] 三宝山 ※休憩 8分 [20分]
09:42 [09:40] 大山 ※休憩 24分 [20分]
10:36 [10:50] 十文字小屋 ※休憩 49分 [20分]
13:36 [12:45] 毛木平

休憩時間 … 2.1時間 [1.3時間]
行動時間 … 5.3時間 [5.4時間] ※計画の98%
合計 … 7.4時間 [6.7時間]

※[ ]は計画タイム

★コース定数 … 39 (体重 58Kg / 荷物重量 13Kg)
※山と溪谷社公表の計算式より

コース

総距離
約15.9km
累積標高差
上り約1,604m
下り約1,604m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

【コース状況】
全体的に整備されていた歩きやすい登山道でした。

・往路の千曲川・信濃川源流碑へと至るルートは沢沿いを進むコースで、雨の中の上りとなりましたが増水による危険箇所は皆無でした。

・復路の十文字峠経由のルートは三宝山~大山間は要所要所に岩場や鎖場などがありました。また、十文字峠からの八丁坂は途中で沢沿いを進む道となり、ところどころで大雨の影響か大きな岩がゴロゴロした場所や沢を何度か徒渉する箇所があって特に大雨の後などには注意が必要かなと思いました。


【周辺情報】
1日目は甲武信ヶ岳山頂直下の「甲武信小屋」にて一泊しました。
1泊2食付き ¥8,500でした。
夕食は17:00、朝食は05:30となっていました。(20:00 消灯)
※朝食は弁当として前日に貰う事も出来るそうです。

小屋の外観に似合わず(?)トイレが凄く綺麗でビックリしました。

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下山後は増富ラジウム温泉峡「増富の湯」にて入浴しました。
大人一人 ¥830でした。

毛木平駐車場から50分ほど (約37Km)

放射能泉と呼ばれる珍しい温泉で、お風呂は源泉かけ流しで湯温は35度前後のぬる湯でした。脱衣所や洗い場も広くて綺麗です。


【感想】
2015年に登山をはじめてからずっと登ってみたいと思っていた甲武信ヶ岳へ、人生初の山小屋泊で行ってきました。

1日目の天気予報は雨のち曇り (場所によっては朝方本降りの雨)となっていました。
もともとは妙高山と火打山を考えていましたが、高谷池ヒュッテがコロナウイルス感染防止対応で9/16迄新規受付を停止してしまいました…
そんななかで他の候補の甲武信小屋のホームページに「ぜひ、雨の日にこそ、甲武信岳にきてもらいたい」という魅力的なメッセージが…
初日は雨天が確実な状況で登山中止も考えていましたが、個人的にそのうち絶対に登ってみたい!と思っていた山である甲武信ヶ岳だった事もあり今回は雨天決行としました。※今までも途中で雨に少し降られたことはありましたが、今回のように雨天確実での登山決行というのもこれまた初めての経験でした。

それでもやはり本降りの雨の中を出発するのは気が引けてしまい、予定時間よりも30分ほど出発を遅らせました…が、雨が止む気配は全く無し…
覚悟を決めて完全武装で出発しました!
甲武信小屋のホームページの紹介のとおり雨に濡れた苔や森の緑がとても綺麗で、思いのほか写真撮影を楽しみながら歩く事が出来ました。ナメ滝を過ぎた辺りで雨も止んで日も差し始めました。甲武信ヶ岳山頂はガスって展望は無かったので翌日に期待し甲武信小屋へ向かいました。

人生初の山小屋泊で個人的にこれが有れば良かったなどの反省もありましたが、思いのほか美味しかった食事や、満天の星空、これまた人生初のご来光も拝めてとても充実した時間を過ごせました。

2日目は天気予報通りの快晴で、甲武信ヶ岳山頂からは名だたる山々を望む素晴らしい大展望を楽しめました。

平日且つ初日が雨天だったこともあり山小屋に泊まっていたのは僕を含めて5名、山中でも殆ど誰とも会う事が無い静かな山行となりました。
僕のように山の中でゆっくりと時間を過ごしたい人間には山小屋泊はピッタリだと思いました。これはハマりそうです(笑)

下記リンクは今回の登山のログデータです。
https://connect.garmin.com/modern/activity/7460972896

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フォトギャラリー:96枚

本日の山行のスタート&ゴール地点である毛木平駐車場。
千葉の自宅出発 02:20 → 6:10頃到着。
出発時間まで仮眠を取りました。

毛木平の東屋。

登山口の案内①

登山口の案内②

登山口の案内③

毛木平のトイレ。(翌日下山後に撮影)
綺麗なトイレでした。

トイレ前の登山届ポスト。(翌日下山後に撮影)

計画よりも出発時間を30分ほど遅らせたものの、相変わらず本降りの雨でした…
天気予報を信じ、完全武装で覚悟を決めていざ出発です!

はじめは林道を歩く。

十文字峠方面との分岐。

大山衹神社にて無事の登山を祈ってきました。

源流碑まで4Km。
雨が止む気配無し…

遭難慰霊碑に到着。

83年前のちょうど9月の出来事のようです。
気が引き締まりました…

慰霊碑脇のケルン。

ところどころに小さな沢が流れています。

ナメ滝に到着。
雨が止んだのでレインウェアを脱いで、少し早い昼飯としました。(途中のセブンイレブンで買ったおにぎりです)

ナメ滝を間近で。

木々の緑と苔が雨に濡れて映えます。

小さな沢。

木の橋を渡る。
他にも何ヶ所か沢を渡る箇所がありましたが、雨の影響は無く徒渉に問題が無かったのが幸いでした。

少し日が射してきました。

綺麗な沢と雨に濡れた木々の緑、そして苔が良い感じです!

僕の大好きな緑深い山の雰囲気そのままでした!
雨の日の登山も捨てたものでは無いですね。

千曲川・信濃川源流碑に到着。

一気に高度を上げて国師ヶ岳との分岐に到着。
甲武信ヶ岳山頂までもう少しです。

甲武信ヶ岳山頂に到着しました!

山頂にて一枚。
誰も居ない静かな山頂でした。

雲が次から次へと湧き上がっていました。翌日の晴れ間に期待し甲武信小屋に向かいます。

甲武信小屋に無事到着。
生まれて初めての山小屋泊。少しドキドキです…

受付を済ませて2階の寝室へ。

本日は2番が僕のスペースです。
他には男性2名と男女2名、僕を含めて5名だけでした。

レインウェアなどを干してから周りを散策しました。

小屋脇の荒川水源碑。

遭難慰霊碑もありました。

小屋前のヤナギラン。

こちらはトリカブト。

手作りの看板が良い雰囲気です。
十文字峠の十文字小屋、雁坂峠の雁坂小屋。

トイレの案内も良い感じですね。

小屋に立てられた鯉のぼり。

木賊山方面の登山道。
少しガスって小雨もパラついてきたので小屋に戻りました。

たくさんの著名人のサインが飾ってありました。

高山病ならぬ好山病 (笑)

ベトナムコーヒー (¥500)を頂きました。

ベトナムコーヒーは噂には聞いていましたが、はじめて飲みました。カフェオレみたいな感じで美味しかったです。

本日の晩飯 孤独のグルメ in 「甲武信小屋」。]
人生初の山小屋での晩ご飯でした。

翌日は4時に起床。
小屋の外に出てみましたが星がめちゃくちゃ綺麗で直ぐにカメラと三脚を取りに戻りました(笑)
ぶっつけ本番の天体撮影でしたが、それなりに撮れたかな?

小屋前のテラスより夜明け前の空。

日の出直前の空。

日の出です。人生初のご来光!感動です。

朝日を浴びる甲武信小屋。

本日の朝飯 孤独のグルメ in 「甲武信小屋」。
人生初の山小屋での朝ご飯でした。

小屋の食堂。
奥がトイレになります。

小屋の玄関周り。薪ストーブが面白い形でした。

身支度を整えて出発です。
小屋番の方々、お世話になりました!

本日一番乗りで甲武信ヶ岳山頂へ向かいました。
山頂手前にて雲海に浮かぶ富士山。

甲武信ヶ岳山頂に到着。
天気予報通りの晴天で、名だたる山々を望む素晴らしい大展望が広がっていました!

山頂より雲海に浮かぶ富士山。
写真右は黒金山。中央にうっすら見えるのは乾徳山。

山頂からの展望①

山頂からの展望②

山頂からの展望③

八ヶ岳連峰を望む。

白峰三山。
左から農鳥岳、間ノ岳、北岳。

南アルプス南部の山々。
左から笊ヶ岳、上河内岳、さらに手前の北奥千丈岳への稜線の奥に聖岳。

中央アルプスの山々。
左から南駒ヶ岳、空木岳~木曽駒ヶ岳へと続く稜線。

穂高岳と槍ヶ岳も見えます。

最高峰赤岳をはじめとする南八ヶ岳の山々。
左から権現岳、赤岳、横岳。

奥秩父稜線の山々。
左に朝日岳、中央に金峰山と五丈石。
金峰山の奥に仙丈ヶ岳、その左に甲斐駒ヶ岳。

金峰山から廻り目平への稜線と岩場群。
その奥に仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳、鋸岳。

北横岳と蓼科山。

群馬・長野県境の山々。
左から烏帽子岳、湯ノ丸山、西籠ノ登山、東籠ノ登山、根子岳、四阿山、浅間山。
写真左奥にうっすらと火打山と妙高山。

大展望を十分楽しんだので下山を開始します!

埼玉県最高峰である三宝山へ到着。
甲武信ヶ岳よりも標高は高いです。
広い山頂ですが木々に囲まれて展望はありません。

三宝山山頂の三角点。

尻岩に到着。
たしかにお尻の割れ目に見えますね。

巨大な岩峰である武信白岩山。
山頂部は現在立ち入り禁止となっていました。

大山への登り。
三宝山~大山までは要所要所に鎖場や岩場を進む箇所があります。

登り切った直ぐ横に展望ポイントがありました。
御座山を望む。

大山へ到着。

中央のピークは小川山。
写真左に甲斐駒ヶ岳。

大山から三宝山へと続く稜線。
写真中央の奥に薄ら見えるのが甲武信ヶ岳。

栃本・川又方面の分岐。

十文字小屋に到着。
甲武信小屋の方から聞いたとおり、着いた時間ではまだ小屋番の方は不在でした。

十文字小屋前の広場にて昼食としました。

十文字峠より毛木平を目指して出発です。

年季のはいった案内板。

つづら折りの八丁坂を進む。
こちらも苔生した良い感じの雰囲気の登山道です。

一里観音の石像。

Google先生によると、マルバダケブキというそうです。

トリカブト。甲武信小屋で見たものとは若干色が違いますね。

沢沿いの道を歩く。

傾斜が緩んで道が広くなってきました。

途中、立派な橋を渡ります。
清流が綺麗でした。

千曲川・信濃川源流碑方面の分岐へようやく戻ってきました。
毛木平駐車場へはもう少しです。

駐車場に無事下山。お疲れ様でした。

増富ラジウム温泉峡「増富の湯」にてサッパリしました。

本日の晩飯。 孤独のグルメ in 双葉SA 下り。 「豚もつ煮定食」¥860
※双葉SAは上り⇔下りへ階段で移動が出来ます。上りの食堂が準備中だったのか券売機が使えなかった為、下りSAで晩飯としました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料 ライター
カップ

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登った山

三宝山

三宝山

2,483m

甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳

2,475m

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