行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
京王線高尾山口駅
この登山記録の行程
高尾山口駅(06:27)・・・清滝駅前/1号路登山口(06:32)・・・霞台(07:55)・・・浄心門(07:59)・・・富士道/5号路・・・高尾山頂(09:12)・・・もみじ台(09:35)・・・一丁平展望台(10:54/11:20)・・・城山(11:51/12:10)・・・北東尾根ルート(12:15)※・・・日影沢キャンプ場(15:30)・・・日影BS(15:38/15:43)===高尾駅北口(16:00)
※地図に記載したルートは本日の実際のルートとはかなり異なりますが自分でもどこをどう歩いたのかよく分からないところがあるため省略しました
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
高尾山口駅を降りると何だか久し振りで懐かしいような感覚を覚えた。初めて行くところも良いけれど、ホームグランドはやっぱり落ち着く。
今日の天気は曇りもしかしたら多少は雨が降るかもしれない。清滝駅前の池を覗いてみると水が干上がっている、清滝からも水は落ちていない。これではオタマジャクシの運命は・・、自然は時に厳しい。
1号路をユックリ登って行ったがやたら蒸し暑くて喉が渇く。高尾山山頂に着くまでに1,200㎖くらい水を飲んでしまった。良い天気予報ではなかったためか山頂に着いても人出は少なく閑散としている。
もみじ台を通過して一丁平へ、上の方ばかり見ていたので足元への注意がおろそかになっていた、突然足元で何かが動いたのでビックリして下を見ると大きなアオダイショウが逃げていくところだった。アオダイショウはおとなしくて襲ってくることはないので怖くはなかったがしばらくドキドキしていた。
一丁平でスズサイコのツボミを見てから昼食、時間を稼いでいる間に一雨こないかなという期待。期待はむなしく雨は降らず雲も雨雲ではなく白く明るい雲。雨が降ったらすぐ戻ろうと思いつつ城山へ。
城山までは全てが規定路線で特別なことなど何も無いハイキングだったが、ここから思いも寄らぬ方向へ進んでいく。城山山頂でコバノカモメヅルを探していると私より少し年配の方が「何か探していなさる?」と優しく声を掛けて下さった。それで「コバノカモメヅルを探しているけれど草刈りで何にもなくなってしまって・・」などと少しお話しした。しばらくしてお茶屋さんのベンチの方に戻ると、Hさん(私の高尾山の先生)がどなたかとお話ししているのが見えた。近づいて声を掛けてみるとさっきお話しした方とご一緒だった。Hさんが紹介して下さったが何とHさんの先生とも言うべき大先生(Kさんとする)だった。聞けばHさんもKさんと偶然出会ったそうで、運よく(多分)私も行き合わせたということだった。これからこの辺りをのんびり散策(そんな生易しいものではなかったが根が素直な私は言葉通り信じてしまった)しつつ下山すると言うので同行させて頂くことにした。始めのうちこそ道のあるところを歩いていたが、そのうち道のないところでも平気でドンドン行ってしまう(まさかあの温和な雰囲気のお年寄りが)。笹藪などは手足の皮膚がすれて痒くなるのでイヤだった(私だけ半袖半ズボンなのにお二人は長袖長ズボン)が今更行かないとは言えないし「これも貴重な経験」と覚悟を決めて仕方なくついて行った。Hさんと「一人では絶対来ないよね」とか「迷子になりそう」とか「迷ったら登るのが鉄則」などと話しながら付いて行くだけで精一杯なのに、Kさんはヒョイヒョイと身軽く先行して追い付くのを待っていて下さる、まるで仙人のような方だ。しばらくしてようやく尾根上の道に出て、ケモノ道のような分岐があると「これは大下に降りる道」とか「これはクマの道」(多分冗談)とか教えてくれる。この小仏城山北東尾根ルートは日影沢キャンプ場の下流側に出るが、今度は途中の分岐を右に入っていく(守屋地図には記載なし)、守屋地図をバイブルのごとく信奉している私のような者からすれば“暴挙”である。それなのに「守屋地図には間違いが多い」などとおっしゃるし、そんなところに入って行けば当然のごとくヘビにも出くわす。「アッ、へび」という声にそちらの方を見るとマムシがユックリ離れていくところだった(マムシは自分に自信があるのか決して慌てない)ので急いで写真を撮った、ヘビは本日2匹目。
キャンプ場の少し上流側で川を渡って日影林道に出た。城山を出発してから3時間以上が経過している、日影林道をゆっくり歩いて下っても2時間、北東尾根ルートはそれより短いので普通は1時間半くらいの道のりだろう。3時間という時間の経過が自分でも信じられない、もちろん休憩は殆どせずに歩き続けた結果である。やっとよく知った場所に出て思ったのは「高尾山は奥が深い」だった。Kさんは「あと10分ちょっとでバスがくるから少し急ごう」と何事もなかったかのようにケロリとしておられる。最初にイメージした「のんびり散策」とは全然違ったが、良い経験ができた、もちろん自分だけでは絶対に経験できなかっただろう。帰宅後は足が痒くてたまらないが、今まで知らなかった高尾山を垣間見ることができて益々高尾山が好きになった。
フォトギャラリー:90枚
装備・携行品
アンダーウェア | Tシャツ | ショートパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | 水筒・テルモス | 傘 | タオル | 帽子 | 地図 |
腕時計 | カメラ | 健康保険証 | ロールペーパー | 非常食 | テーピングテープ |
トレッキングポール |