街のすぐそばにある豊かな自然と展望を満喫。楽しみ方いろいろな鎌倉・三浦周辺の山歩き
季節を問わず観光客に人気の神奈川県鎌倉・三浦周辺のエリアは、一般的には海の印象が強いが、起伏に富んだ丘陵が広がりハイキングコースも多い。市街地至近にもかかわらず、一歩トレイルに入れば豊かな自然が広がる。海や富士山、街並みの眺めがよいのも、このエリアならではの魅力だ。
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伊豆や箱根、富士山、房総を見渡すパノラマが圧巻。三浦半島最高峰・大楠山（横須賀）
横須賀市にある標高241mの大楠（おおぐす）山。山頂からのみごとなパノラマは、司馬遼太郎の『街道をゆく』でも紹介されているほど。さらに、春は梅や菜の花、桜、秋はコスモスと、季節ごとの花を楽しめるのもこの山の魅力で、通年多くのハイカーが訪れている。
大楠山へのコースはいくつかあるが、今回は横須賀しょうぶ園から登って前田橋コースに下ってみよう。しょうぶ園東側の脇道を進み、横浜横須賀道路のトンネルをくぐって沢筋を登っていく。やがて視界が開けてゴルフ場に沿って進めば、展望塔のある山頂広場に到着。景色とお弁当をのんびり楽しんだら、下山は大楠山の沢の水や湧き水が集まって流れる清流・前田川の遊歩道を進む。アユやスジエビ、カワセミなど多くの生物が生息し、夏にはひんやり涼しい水遊びを楽しむことができる。
アフターハイクは前田橋バス停からさらに歩を進めて、山と海の自然を楽しめる人気の秋谷・佐島エリアに立ち寄るのもおすすめ。今回のコースのほかには、前田橋コースから登って横須賀しょうぶ園に下るか、衣笠城跡方面に下るプランがよく歩かれている。
行程・コース
最適日数：日帰り 2時間35分
総歩行距離：5,825ｍ ／上り標高： 427ｍ 下り標高： 448ｍ
行程：横須賀しょうぶ園(08:00)・・・横横道路ガード(08:15)・・・大楠山(09:10)・・・大楠山登山口(10:05)・・・前田橋バス停(10:35)
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