6月に人気の山はどこ? みんなの登山記録からオススメの山をピックアップ!

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構成・文=山と溪谷オンライン
トップ写真=サンシマさん

6月によく登られている山はどこ?

6月は梅雨の季節。6月にどんな山が登られているのか「みんなの登山記録」をひもといてみよう(2023年6月の記録調べ)。

6月は低山がよく登られているものの、5月と比べて北日本の山や中級山岳の山々の記録が増えている。東北以北では八甲田山(はっこうださん)、岩木山、八幡平(はちまんたい)、岩手山、鳥海山、飯豊山(いいでさん)が多かった。上信越では平標山(たいらっぴょうやま)が一番多く、次いで四阿山(あずまやさん)、苗場山、谷川岳、白毛門(しらがもん)、八海山などがよく登られていた。

関東北部では那須岳が一番多く、次いで日光白根山。ほか尾瀬の山々、筑波山、男体山(なんたいさん)、赤城山がよく登られていた。

関東南部周辺は主要エリアごとに見ていくと、奥秩父・大菩薩周辺では大菩薩嶺が一番多く、次いで甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)、笠取山、金峰山(きんぷさん)。奥武蔵・秩父周辺は武甲山(ぶこうさん)が一番多かった。奥多摩では三頭山(みとうさん)、川苔山(かわのりやま)、御岳山(みたけさん)が多く、次いで御前山(ごぜんやま)、雲取山、大岳山(おおだけさん)。中央線沿線では高尾山が一番多く、次いで景信山(かげのぶやま)、小仏城山(こぼとけしろやま)、陣馬山。そして丹沢では大山が一番多く、続いて塔ノ岳。

八ヶ岳周辺では天狗岳が一番多く、ほか赤岳、権現岳、硫黄岳、蓼科山、霧ヶ峰などがよく登られていた。アルプス周辺では北アルプスの燕岳が一番多く、続いて焼岳(やけだけ)、常念岳、大天井岳(おてんしょうだけ)、蝶ヶ岳、南アルプスでは入笠山が多かった。

東海・北陸・近畿では伊吹山が一番多く、次いで大峰山脈の山上ヶ岳、六甲の山など。中四国では四国の剣山(つるぎさん)が一番多く、次いで鳥取の大山(だいせん)が多かった。九州では韓国岳(からくにだけ)や高千穂峰(たかちほみね)などの霧島連山が一番多かった。

それでは、6月に登られていた山々からいくつかピックアップして、以下紹介しよう。

八甲田山(はっこうださん)

青森県/1585m

毛無岱から右に大岳を望む(写真=よっしーさん)

八甲田山はいくつかのピークが集まった山域の総称で、最高峰は大岳(おおだけ)。いくつもの湿原があり、春から夏は花々、秋は紅葉がすばらしい。

ロープウェイも利用できるが、酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)から仙人岱(せんにんたい)、大岳に登り、毛無岱(けなしたい)から酸ヶ湯温泉に戻るコースもよく歩かれている。「みんなの登山記録」を見てみると、6月ではほぼ雪が消えているものの、場所によって残雪のある箇所もあった。またクマ出没情報もあわせて注意したい。

行程・コース

最適日数:日帰り 5時間5分
総歩行距離:9,200m /上り標高: 788m 下り標高: 788m
行程:酸ヶ湯(08:00)・・・仙人岱ヒュッテ(09:35)・・・大岳(10:30)・・・大岳ヒュッテ(10:55)・・・パラダイスライン分岐(11:40)・・・上毛無岱(11:45)・・・下毛無岱(12:15)・・・酸ヶ湯(13:05)
高低図
コースの詳細を見る

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みんなの登山記録から、月ごとにオススメの山をご紹介

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