谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

雪解けは順調に進むも危険箇所には雪が残っています。長い爪のアイゼンが安心です

(みんなの登山記録 Jimny-Hiker さんの投稿から)(2022.05.17 Jimny-Hiker さん)
(みんなの登山記録 Jimny-Hiker さんの投稿から)(2022.05.17 Jimny-Hiker さん)
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天気・気温

05/10(火) センター前 8:00現在、晴れ。気温+3℃。
みなかみ町の天気予報
明日
雨のち晴
31℃
20℃
明後日
雨のち晴
31℃
23℃
日本気象協会提供 2024年7月2日 10:00発表
前橋市の天気予報
明日
雨のち晴
32℃
24℃
明後日
晴のち雨
34℃
26℃
日本気象協会提供 2024年7月2日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

谷川岳山麓の桜の見頃も終わり、新緑の色が濃くなってきました。

登山道の状況

雪解けは順調に進んでいますが、各登山道はまだまだ雪が残っており、アイゼンを着けたり外したりの忙しい時期となっています、山頂付近は朝晩の気温がマイナスになることがほとんどで、早い時間帯や日中も陽の当たりづらい箇所などは雪が硬く注意が必要です。

・天神尾根はロープウェーから熊穴沢避難小屋までが一番多く雪の上を歩きます。登山道や木道が出てきているところもあり、雪上のトレースと併せて選択肢が多くなっています。雪解けによりトレースが途中で消えていることもあるので、滑落事故の多い危険箇所ということも踏まえ、ルート選びは慎重を要します。
・熊穴沢避難小屋から上部は毎年最後まで雪が残る肩ノ小屋直下を除き、ほぼほぼ登山道は出てきています。

登山装備

残雪が少なくなったとはいえ、危険箇所に残っている限りまだまだアイゼン、ピッケルは手放せません。特に肩ノ小屋直下の急登、尻出し岩付近から熊穴沢避難小屋までのトラバースなどは、やはり長い爪のアイゼンが安心です。

注意点

・白毛門登山口前の広場は、雪が解けて車が停められるようになりました。インフォメーションセンターの駐車場、ロープウェイの駐車場(有料)にも駐車可能です。土合駅は登山用での駐車は禁止です。
・指導センター先のゲート周辺は緊急車両や救助隊のスペースとなっていますので一般車の駐車はご遠慮ください。
・登山届を出さない人もいるようですが、万一の際の迅速な救助のため、また救助隊のリスク軽減のためにも計画書(登山届や登山カード)は必ず提出してください。
・谷川岳遭難防止条例により3月1日から11月30日まで危険地区(マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢、南面)に立ち入る場合、登山届または登山計画書の提出が義務付けられています。バックカントリーの方も登山カードや計画書は提出してください。マチガ沢は群馬県条例で定められた危険区域になります。無届での滑降は条例違反となります。
・一ノ倉沢登攀などの危険地区への登山届はFAXやメールでは受け付けておりません。一方的な送信による提出は無効(無届)扱いとなりますのでご注意ください。

お知らせ

登山指導センターの休憩舎は24時間利用可能ですが、水源の流入が少ないため指導センター前のパイプの湧水は止まることがあります。トイレの手洗いの水も水質は同じです(水槽からのオーバーフローが外のパイプから出る仕組みです)。

■小屋の情報
一ノ倉岳避難小屋、茂倉岳避難小屋は雪に埋まってまだ利用できないようです。肩ノ小屋は5月1日から営業を開始しました(宿泊は要予約)。外のトイレも使えるようになります。利用の際は100円の協力金が必要です。平日は荷揚げなどで管理人が不在の場合があります。

昨年の今頃の様子は?

稜線ではチングルマが咲きはじめました2023.06.20

7月2日は谷川岳山開き。ロープウェイの早朝運行も予定されています2023.06.27

雷、夕立の季節が近づいてきました。早めの行動を心がけましょう2023.07.04

ゲリラ雷雨や夕立が増えました。早めの行動をおすすめします2023.07.11

週末の天神尾根は混雑し、下りに2時間以上かかることも。早めの入山、下山を心がけてください2023.07.18

真夏の谷川岳登山は熱中症対策が最重要です。水分は余分に持つようにしてください2023.07.25

遭難が多発しています。少しでも体調が悪いと感じたら休憩を長くとり早めに引き返す判断を2023.08.01

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 ジュンパクさんの投稿から
  • みんなの登山記録 space036さんの投稿から
  • 肩ノ小屋前のハクサンイチゲ/みんなの登山記録 与一さんの投稿から
  • 左から茂倉岳-一ノ倉岳-谷川岳、後方に燧ケ岳-至仏山/みんなの登山記録 サンシマさんの投稿から
  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から