週末の天神尾根は混雑し、下りに2時間以上かかることも。早めの入山、下山を心がけてください
天気・気温
朝からよく晴れ、日射が痛く真夏のような1日となりましたが、風は北寄りで涼しく感じられました。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
登山届の電子申請が多くなってきているので、登山カードだけでは分かりませんが、コロナで行動を控えていた人が多かったようで、この三連休は以前と変わらないようなほど、大勢の人が登山していました。
それでも今年の山頂付近は北寄りの風が今のところ多く、日中でも今のところ最高気温17℃とすこぶる快適で、じっとしていると汗をかいて濡れた人は寒がっています。日差しと風で汗がすぐ乾いてしまうことも多いようで、肩ノ小屋周辺では気持ちよさそうに景色を眺める人が多いです。
雨も定期的に降っているので、各水場の心配もないと思います。
登山道の状況
夕立、落雷が増えてくる時期です。15時には下山しているくらいの早めの行動をお勧めします。
■天神尾根
・天気の良い週末は混雑が予想されます。早めの入山、下山を心がけてください。鎖場では抜かすことも出来ません(下りに2時間以上かかることもあります)。混雑や夕立を避けるためにも13時には下山を開始することをお勧めします。
・谷川岳ロープウェーは雷雲が近づいた場合、運転を見合わせる場合があります。状況によっては終日運休となる可能性もありますので、登山で利用される場合は早め早めの入山下山をお勧めします。
■西黒尾根・巌剛新道
・急登が続き、コースタイムも長いため早めの入山がお勧めです。遅くても朝7〜8時には登山口を出発しましょう。
・下山に不向きのルートです。急斜面が多く、下山時の滑落、転倒に注意が必要です。浮石の落石にも注意!
・急登の西黒尾根では岩場が風化してもろくなった箇所が増えたとの声も聞かれます。登山者が増える夏山では先行からの落石による事故を防ぐためにもヘルメットの着用を推奨します。
・巌剛新道の下部は登山道に水が流れてとても滑りやすいコースです。上部の沢地形トラバースは滑落注意!
■旧道・国道291号線、新道
・登山指導センター先のゲートは通行可能ですがマイカー規制にて一般車両は通行不可。自転車は通行可能。電気バスが運行しています。
・旧道は崩壊箇所も多く雨の後は土砂が緩んで特に危険です。清水峠や蓬峠に行く場合は新道利用をお勧めします。
■田尻尾根
・下部は赤土が露出して非常に滑ります。転倒注意。
・豪雨時はロープウェイ線下の重機道の橋が流されて通過不可になることがあります。
■白毛門
・標高1100m付近に枝に掛かって中に浮いた状態の倒木があるようです。通過の際は注意してください。
■山小屋、避難小屋等
・肩ノ小屋は営業していますが、荷上げや作業により小屋番が留守の時もあります。宿泊は要予約。
・茂倉岳避難小屋は残雪がなくなり利用可能です。水場も利用できます。
・大障子避難小屋は使用はできますが扉の下部が抜けてしまい風雨が入りやすくなっています。
登山装備
・夏山は脱水になりやすく、たくさんの水分が必要です。天神尾根の往復であっても2L以上の水は持ちましょう(途中で水を汲める場所はありません。肩ノ小屋も荷上げなどで留守の場合は購入もできません)。
・ヘッドランプ、雨具も必須です。思わぬ事故や同行者のケガなどで下山時間が遅れ、夜になると行動できなくなってしまいます。日没になると気温が下がり、夏でも低体温になる場合があります。
・天候急変に備えて防寒装備はお持ちください。晴れ予報でも雨具は必携です。
注意点
・土合駅は登山用での駐車は禁止です。
・指導センター先のゲート周辺は緊急車両や救助隊のスペースとなっていますので一般車の駐車はご遠慮ください。
・登山届を出さない人もいるようですが、万一の際の迅速な救助のため、また救助隊のリスク軽減のためにも計画書(登山届や登山カード)は必ず提出してください。
・谷川岳遭難防止条例の規定により、毎年3月1日から11月30日までの間、危険地区(マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢、南面)に立ち入る場合は、登山届(または登山計画書)の提出が義務付けられています(バックカントリーなどでマチガ沢等に立ち入る場合も同様)。条例に違反した場合は処罰されますので、必ず届出を行ってください。
※一ノ倉沢登攀などの危険地区への登山届はFAXやメールでは受け付けておりません。一方的な送信による提出は無効(無届)扱いとなりますのでご注意ください。
※天神尾根や西黒尾根等の一般の登山道のコースは危険地区(ロッククライミングルート)ではないため、10日前までの郵送による届け出は不要です。当日記入した登山カード、Web、アプリなどで提出してください。
お知らせ
指導センター前の水の水量が少なくなっています。枯れてしまう恐れがありますので持参してください。枯れて水が止まってしまった場合は休憩舎内のトイレも使用できなくなります。
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谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽