キャンプ場はどうやって選んだらいい? まずはキャンプを目的ではなく手段として考えてみよう

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文=渡辺有祐(フィグインク)、イラスト=清水将司

Q. キャンプ場はどうやって選んだらいい? A. なにをしたいかで選んでみよう!

アクティビティを楽しみたい

登山・ハイキングの拠点としてキャンプする

山麓のキャンプ場の多くは登山口の近くにあることもあり、登山の拠点として絶好の場所といえる。日帰り登山で行程を考えた場合、登山口の到着時間が早朝になることもあるが、それでは自宅を深夜に出発することもしばしば。キャンプ場に前乗りできていれば、ゆったりとした山行計画を立てられる。

森の中ならMTBやスラックラインを楽しもう

木々が生い茂る森の中は、夏場でも涼しく過ごせる絶好の避暑地。虫が多いのはもちろんだが、日差しを避けられると体感温度は5度くらい違ってくる。ダートコースを楽しめるMTBはもちろん、スラックラインやハンモックを存分に楽しめるのも、森林のあるキャンプ場の魅力だ。

湖で釣りやサイクリングを楽しむ

湖は釣り客も多く、貸し出しボートがあったりと、遊び方も多様。また、湖周辺はサイクリングを楽しむにしても飽きがこない。風の強くなることもあるのでタープ設営時には注意が必要だが、ビギナーキャンパーでも楽しみやすいことは間違いない。

川はアクティビティの宝庫です

川沿いのキャンプ場もまた、湖同様にビギナーにおすすめ。特に夏場は気温も低く過ごしやすい。子どもでも楽しめる釣り体験やカヤックなど多くのレジャーも楽しめる。ただし、夏休みになると水場の事故が多いのも事実。現地は晴れていても上流で大雨が降ると急な増水があったりもするので注意が必要だ。

快適に過ごしたい

温泉施設のあるキャンプ場もけっこうあります

いわゆる高規格系のキャンプ場では場内施設が充実しており、グランピングなどラグジュアリーにキャンプを楽しむことができる。キャンプの課題でもある入浴施設も備えられていたり、露天風呂があるキャンプ場も少なくない。キャンプ敬遠気味の女性への誘い文句になるのではないだろうか。

焚き火を楽しみたい

直火OKのキャンプ場の魅力とは

焚き火台にもさまざま種類があるが、焚き火をプリミティブに楽しもうと思ったら、やはり直火OKのキャンプ場に行ってほしい。なぜなら、詰まるところキャンプでの最大の楽しみは焚き火に尽きるからだ。直火での焚き火こそ、その楽しみを最大限楽しむことができる。

素敵な写真を収めたい

絶景が楽しめるキャンプ場もあります

キャンプシーンでも“インスタ映え”が非常に意識されている。仮に道具一式がビギナー仕様であったとしても、キャンプ場のロケーションさえよければインスタ映えした写真の撮影は可能。周辺の観光を楽しむのもまたキャンプの醍醐味であったりするので、プランに入れてみては。

料理にこだわりたい

道の駅に立ち寄れるルート選びを心がけましょう

野外で調理するのは、それだけでも充分なアトラクションになる。しかし、せっかくの野外料理も普段自宅で扱うような、全国どこででも手に入る食材を使っていては、楽しみも半減。キャンプ場近くの道の駅など、その土地ならではの食材を入手して調理すれば、旅の思い出にもなる。

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