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念願の穂高へ

奥穂高岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (ヤマちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

3日間とも快晴

利用した登山口

上高地バスターミナル  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 自宅:7月31日1930 ⇒ あかんだなP:8月1日0003

この登山記録の行程

【1日目】
上高地バスターミナル(05:45)・・・河童橋(05:49)[休憩 6分]・・・明神(07:07)[休憩 22分]・・・徳沢(08:21)[休憩 69分]・・・横尾(10:27)[休憩 30分]・・・本谷橋(12:01)[休憩 30分]・・・涸沢(14:30)

【2日目】
涸沢(05:12)・・・ザイテングラート取付(06:20)[休憩 10分]・・・穂高岳山荘(07:52)[休憩 42分]・・・奥穂高岳(09:10)[休憩 40分]・・・穂高岳山荘(10:25)[休憩 32分]・・・ザイテングラート取付(12:05)[休憩 15分]・・・涸沢(13:14)[休憩 71分]・・・本谷橋(16:07)[休憩 10分]・・・横尾(17:12)[休憩 5分]・・・徳沢(18:19)

【3日目】
徳沢(08:30)・・・明神(09:20)[休憩 26分]・・・河童橋(10:47)[休憩 26分]・・・上高地バスターミナル(11:17)

コース

総距離
約38.1km
累積標高差
上り約2,966m
下り約2,966m
コースタイム
標準17時間45
自己17時間25
倍率0.98

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

いろんな山の山頂から、また 上高地から望める、いつかは登りたいお山「奥穂高岳」。
2日間お休みを頂いて、ようやく登れる機会を得た。
今回は上高地から入って、徳沢に空テンを張っておき、涸沢小屋に泊まり、翌日 奥穂を登頂して徳沢でテン泊し、上高地に戻るという計画(横尾や徳沢の小屋は平日にもかかわらず予約で一杯だった)。
仕事終わりの水曜 夜19時半に自宅を出発して、あかんだなPに0時過ぎに到着。
車中泊をして始発のバスに乗車。
5時20分に上高地に着き、準備をして5時45分にいよいよスタート。
河童橋から快晴のターゲットを望む。
はたしてあそこまで登れるのか?? と思うほどの圧倒的な存在感・・・。
いつもは梓川の左岸から明神を目指すが、工事中のようで今回は右岸の木道で進む。
あまり右岸は歩かないので、長〜い上高地ウォークが少し新鮮だ。
明神からはいつもの左岸歩き。
徳沢に着きテントを張る。
平日なのでよきところに張れた。
9時過ぎ、お腹が減ったので みちくさ食堂でトーストを食べる。
鳥のさえずりを聴きつつ優雅な朝食だ。
リスタートして横尾・本谷橋と、ここまでは距離はあるものの日陰が多く、平坦でもありなんなくクリア。
本谷橋でおにぎりを食べて、涸沢に向けいよいよ本番スタート。
急登はないが、地味にキツい登りが続く。
物資輸送のヘリが上空を飛び、先の樹林帯でホバリングしていたので、ようやくあと少し。
ヒュッテと小屋の分岐からは到着後のビールを想いながらのラストスパート。
14時半に涸沢小屋に到着。
チェックインを済ませて早々にビール。
前回は涸沢テン泊だったので、カールを上から見るのは初めてだ。
快晴の中での涸沢カール越しのターゲットはまだまだ遠い。
適度にビールを頂き、晩ごはん後に地下(1階)のお部屋で就寝。
ところが、グッと寝たつもりで時間を見るとまだ23時前・・・。
そこから目が冴えて寝つけずに外に出てみると、思いがけず満点の星空を堪能できた。
寝床に戻り次に目があいた時には、なんと4時半
出発予定時刻に起床するという失態。
嫁さんと2人で飛び起きてあたふたと準備をし、5時過ぎに出発。
小屋横からしばし標高を上げて、ザイテングラードへのトラバース道に入る。
このあたりはお猿さんの縄張りのようで、賑やかに騒いでいる横を通り抜ける。
ザイテンに入ると岩場登りとなり、少し難易度が上がる。
慎重に進むと「ホタカ小ヤ20分」の表示があり、岩場を詰めると穂高岳山荘に着く。
ここで涸沢小屋でもらったお弁当を食べて、いよいよ奥穂へアタック。
小屋から見ているとかなりの岩登りだが、実際はハシゴ・鎖があり、高度感もそんなにないので、3点支持で慎重に進めば問題はない。
振り返ると槍が見え、さらに右手にジャンダルム、左前方に富士山が見え始める。
およそ40分で奥穂高岳山頂に着く。
祠のある山頂は広くなく、登頂者が交代で登って記念撮影をする。
小屋から一緒に登ってきた登山者の方(奥さんは疲労により断念し小屋で待機)に撮影頂いた。
しばし快晴の山頂から360°の絶景を楽しむ。
槍、立山、白馬、富士、ジャン、乗鞍・・・と名峰がズラリ。
名残惜しいが人数が限られているので下山。
まずは慎重に穂高岳山荘まで下り、ちょいと休憩。
次に下山時の滑落事故が多いザイテンを下る。
奥穂もザイテンも道幅が狭いので譲り合いながら落石させぬように下る。
13時過ぎに涸沢小屋に到着。
デポしておいた荷物をピックアップして、小屋提供のお昼を食べて徳沢へ下山。
ここから本谷橋までの下山がなかなか辛い。
下山者としては我々が最終のようで、登山者最終の山岳救助隊の方に声かけ頂き、なんとか本谷橋まで下山。
ここから横尾、徳沢のそれぞれ1時間はアップダウンは少ないが、疲れはてて惰性で歩いてなんとか明るいうちにキャンプサイトにたどり着いた。
すぐに暗くなり、ビールとともに持参した無印のカレーを食べて爆睡した。
翌朝は5時前に目が覚めたが、今日は帰るだけなのでモーニングコーヒーを飲み、のんびりと後片付けをして、みちくさ食堂でモーニングを食べて上高地へ向かった。
明神を越えるとさすが夏の上高地、登山者よりも圧倒的に観光客が増える。
観光客をかわしながら、河童橋まで戻りついた。
昨日登った奥穂を望むも、今日は雲の中。
ここでようやくソフトクリームをゲットして体温を下げる。
BTには11時過ぎに着いたのでまだ乗車客は少なく、すぐに乗り込めて、無事あかんだなPに戻った。
今回は念願の奥穂高岳に3日間 全く雨が降ることなく、雲すらほぼない快晴続きで、最高の条件で登頂できた。
過去の山行でも1,2を争うほどの良い登山だった。
滑落事故が多いお山の一つだったので、正直 期待と不安が入り混じっていたが、実際いってみるとそんなに危険度は高いとは思わず、5年前の西穂の方が危険度は高かったように思う。
いずれにしても登りたいお山の一つに登頂できたことに感謝である!!
帰りは定番のひらゆの森で3日間の疲れを癒して、鳳凰ラーメンで、高山ラーメンを頂いて帰路についた。

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装備・携行品

登った山

奥穂高岳

奥穂高岳

3,190m

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