北アルプスなど各地で積雪。連休の登山は要注意
10月5日、各地で初雪が観測された。平年を大きく上回る高温が続いた9月から一転、10月に入って気温は急降下。4日から6日にかけて、北アルプスをはじめとする高山では降雪があった。標高3080mの槍ヶ岳山荘周辺では、吹きだまりやすい場所などでは10〜20cmの積雪があったという。
北アルプス北部の白馬岳では、6日の最低気温が−6.7℃まで冷え込んだ。朝9時の時点で北の風9.2m/s、視程50mの吹雪となっており、登山道にも雪が積もった。
中央アルプスの木曽駒ヶ岳にほど近い宝剣山荘では、6日朝に−4℃まで気温が下がり、宝剣岳周辺の岩稜も白い霧氷に彩られた。千畳敷カールの遊歩道も凍結するなど、滑りやすい状況となっているという。
7日から9日にかけてのスポーツの日の連休は後半で天気が崩れるとみられるエリアもある。登山の際は気象情報を確認して、積雪がある場合は雪山装備で臨みたい。また、日中解けた雪が明け方に再度凍結して滑りやすくなることが多いので、雪がほぼ解けた場所でもチェーンスパイクなどの装備が必要だ。ダウンウェアやアウターシェル、グローブなどの充分な防寒対策もお忘れなく。
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