「山の天気予報」のサイトがバージョンアップ。予報期間が3日先に延長

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山岳エリアの天気予報に特化した株式会社ヤマテンのウェブサービス「山の天気予報」が6月25日にバージョンアップした。これまで2日先までだった予報が3日先までに延長されるなど、より使いやすく進化した。

今回の改善点は、ほかにも「警戒事項」を60山から330山対応に強化。「暴風」「暴風雨」「落雷」といった気象の事項に加えて「テント倒壊」「沢の増水」「凍傷」など登山に特化したリスクの注意喚起が行われる。さらに、落雷と強雨に関する警戒情報を全330山で対応。ユーザーが任意の山にピン固定しておくと、周辺で活発な雨雲や雷雲を検知した場合、落雷と強雨に関する警戒情報をメールやサイトで知らせてくれる。そのほかにも専門天気図の更新頻度が増えたり、大荒れ情報の確認がしやすくなるなど、夏山登山で役立つ機能が強化されている。なお、今回のバージョンアップに合わせて、プレミアム会員の月額利用料は550円(税込)に引き上げられた。

また、同社は幅広い登山者に気象情報の正しい使い方などを広く知ってもらおうと、「気象遭難を起こさないための安全登山ノート」を作成。安全登山のために必要な気象判断の目安をわかりやすくまとめたチラシやデータを配布している。同社は登山ツアーを扱う旅行会社に気象情報を提供しているほか、登山ガイドにも「山の天気予報」ユーザーは多い。近年、ツアー登山やガイド登山の気象遭難は減少したが、未組織の登山者による気象遭難は増加傾向にあるため、こうした安全登山のための情報発信にも力を入れている。

「気象遭難を起こさないための安全登山ノート」

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「山の天気予報」バージョンアップ詳細

問合せ先

ヤマテン
https://www.yamaten.net/

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