冬こそおすすめの富士山周辺の山 日帰りコースガイド

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冬は空気が澄んでいて、美しい景色を眺めることができる時期だ。そんなときにオススメなのが富士山を眺める登山だ。太平洋側に位置する富士山は、冬の間は天気も良く、周辺の山は雪のリスクも少ない。美しい富士山を姿を眺める登山を楽しもう!

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黒岳 甲州富士見三景や富士の大展望を楽しむ(山梨)

河口湖や西湖、精進湖をはさんで富士山の北側に東西に横たわる御坂山塊。その最高峰にあたるのが標高1793mの黒岳だ。三ツ峠入り口から山頂の間にある御坂峠では甲州富士見三景のひとつに数えられる絶景を望め、さらに山頂南側の展望台からは河口湖を隔ててそびえ立つ富士山、そして3000m級の南アルプスの大パノラマも楽しむことができる。

黒岳展望台からの富士山(写真=SSG さん

コースは黒岳往復もいいが、山頂から稜線をさらに西に進み、すずらん峠、新道峠、大石峠と個性的な頂を歩く約6時間の縦走が登りごたえもあり、長く富士見えを楽しめる。とくに新道峠にある第一展望台にはカメラスタンドやライブカメラも設置されており、随一の富士展望のスポットになっている。

ちなみに、御坂峠を黒岳とは反対に東へ1時間半ほどのところにある天下茶屋から入山することも可能だ。天下茶屋はかつて太宰治が逗留して『富嶽百景』を執筆したことで知られ、現在は富士山と河口湖の絶景を望む名所として、茶屋や太宰の記念館として通年営業中だ。

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行程・コース

最適日数:日帰り 7時間10分
総歩行距離:12,354m /上り標高: 1030m 下り標高: 1328m
行程:三ッ峠登山口バス停(08:00)・・・天下茶屋(08:20)・・・旧御坂峠(08:45)・・・御坂山(09:45)・・・御坂峠(10:20)・・・黒岳(11:20)・・・すずらん峠(11:40)・・・新道峠(12:20)・・・中藤山(節三郎岳)(12:50)・・・大石峠(13:50)・・・大石峠入口(15:00)・・・大石峠入口バス停(15:10)
高低図
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