雨の季節は花の季節。梅雨こそ登るべき山

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梅雨時の八ヶ岳ならではの花、ツクモグサを見に行く

6月の八ヶ岳は、雨さえ降らなければおすすめだ。積雪の少ない山域なので、6月にはほぼ雪が解けている。そして、雪解けの下からは、高山植物が芽を出し花を咲かせ、アルプスなどより1ヶ月近く早く見頃を迎える。

超希少種で梅雨の時期にだけ見られるツクモグサ(写真=koharu29さん

この時期に咲く花で、特に注目したいのがツクモグサ。八ヶ岳の横岳(よこだけ、2830m)周辺のほかには、北アルプス・白馬岳(しろうまだけ、はくばだけ。2932m)、北海道の利尻山(りしりざん、1721m)などでしか見られない、超希少種の花だ。

ツクモグサの花は、太陽が照りつけないと花が開かないので、なかなか開花した姿を見ることができない。ぜひ、こちらのコラムを参考にしながら、ツクモグサに会いに行く山旅に出かけたい。

行程・コース

最適日数:1泊2日 12時間10分
総歩行距離:21,148m /上り標高: 1879m 下り標高: 1879m
行程:【1日目】
美濃戸口(08:00)・・・美濃戸(09:00)・・・堰堤広場(09:50)・・・赤岳鉱泉(11:00)・・・赤岩ノ頭(12:40)・・・硫黄岳(13:00)・・・大ダルミ(13:20)

【2日目】
大ダルミ(07:00)・・・横岳(08:00)・・・三叉峰(08:10)・・・赤岳天望荘(09:10)・・・赤岳(09:50)・・・行者小屋(11:20)・・・美濃戸(13:00)・・・美濃戸口(13:50)
高低図
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