雨の季節は花の季節。梅雨こそ登るべき山

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北岳だけに咲くキタダケソウ。梅雨に出現する花の楽園

日本2位の高峰、南アルプス・北岳(きただけ、3193m)周辺にだけに咲く花として、知る人ぞ知る花「キタダケソウ」。雪解けすぐの梅雨時期のみ見られる花で、花期も短い。

これがキタダケソウ。ハクサンイチゲに似ているが、よく見ると結構違う(写真=pumpkinharaさん

夏の山でよく見かける高山植物、ハクサンイチゲに似ているが、葉や花びらをよく観察すると、その違いがわかる。ぜひ、見分けるポイントを学んでから探してみよう。なお、見分けるポイントは、こちらのコラムを参考にしてほしい。

雨の中の北岳登山はつらいが、梅雨はキタダケソウ以外にも多くの花が咲く時期でもある。

なお、この時期の北岳登山は、残雪が残っている箇所が多い。特に大樺沢(おおかんばさわ)は残雪が多くあり、難易度が高く危険も多い。草すべり(白根御池側)ルートからのアクセスが確実だ。

行程・コース

最適日数:1泊2日 11時間40分
総歩行距離:10,755m /上り標高: 1873m 下り標高: 1873m
行程:【1日目】
広河原(08:00)・・・白根御池小屋(11:10)・・・小太郎尾根分岐(14:10)・・・北岳肩ノ小屋(14:40)

【2日目】
北岳肩ノ小屋(07:00)・・・北岳(07:40)・・・北岳肩ノ小屋(08:10)・・・小太郎尾根分岐(08:30)・・・白根御池小屋(10:00)・・・広河原(12:00)
高低図
コースの詳細を見る

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