湿原に咲く純白の妖精。ミズバショウをめでるハイキングコース

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山の雪解けが進む季節。清楚な姿で湿原に咲くミズバショウをめでるコースガイド。

構成=山と溪谷オンライン、イメージ写真=やぎやぎさんの登山記録より

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岐阜県 天生湿原(あもうしつげん)。北飛騨の原生林の中に咲くミズバショウ

天生湿原は岐阜県の天生県立自然公園にある高層湿原で、ブナやダケカンバなどの原生林のなかにひっそりとたたずむ。5月下旬の雪解けの時期にはミズバショウが湿原を彩ることで有名だ。ニリンソウやサンカヨウ、キヌガサソウ、タテヤマリンドウといった春の花も6月には見頃を迎える。天生湿原や近くにある木平湿原(きだいらしつげん)を巡り、籾糠山(もみぬかやま、1744m)まで歩く登山道もよく整備されている。なお、自然公園では環境保全のための協力金制度(500円)があるので、入山の際は協力したい。

天生湿原のミズバショウ(写真=alpsdakeさん)
初夏の天生湿原(写真=siroyamaさん)

行程・コース

最適日数:日帰り 5時間22分
総歩行距離:8,399m /上り標高: 771m 下り標高: 771m
行程:天生峠(08:00)・・・天生湿原(08:40)・・・木平湿原分岐(08:50)・・・分岐(09:40)・・・ブナ探勝路分岐(10:00)・・・籾糠山(10:40)・・・ブナ探勝路分岐(11:10)・・・分岐(11:25)・・・木平湿原(11:55)・・・木平湿原分岐(12:40)・・・天生湿原(12:52)・・・天生峠(13:22)
高低図
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