湿原に咲く純白の妖精。ミズバショウをめでるハイキングコース

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山の雪解けが進む季節。清楚な姿で湿原に咲くミズバショウをめでるコースガイド。

構成=山と溪谷オンライン、イメージ写真=やぎやぎさんの登山記録より

目次

長野県 栂池自然園(つがいけしぜんえん)。白馬岳の中腹に広がる楽園

北アルプス・白馬岳(しろうまだけ、はくばだけ)の山腹1900mに広がる栂池自然園は、白馬乗鞍岳(はくばのりくらだけ)の火山活動によってできた平坦地に発達した高層湿原。ゴンドラとロープウェイを乗り継いでアクセスできるため、体力に自信がない人でも高山の自然に触れられるスポットだ。6月上旬の雪解けと同時に広大な花の楽園が出現し、6月下旬までが見頃となる。雨や霧に濡れると純白の花びらがガラス細工のように透明に変化することで注目されているサンカヨウの花も多く、7月以降も夏の高山の花が咲き始める。白馬岳登山の行き帰りはもちろん、一日かけて栂池自然園だけをゆっくり楽しむのもよいだろう。

湿原越しに白馬岳を見る(写真=しろくまさんさん)
ミズバショウとリュウキンカの競演(写真=しろくまさんさん)

行程・コース

最適日数:日帰り 3時間10分
総歩行距離:6,642m /上り標高: 301m 下り標高: 301m
行程:自然園駅(08:00)・・・楠川(08:30)・・・浮島湿原入口(09:00)・・・展望湿原(09:40)・・・浮島湿原入口(10:15)・・・楠川(10:40)・・・自然園駅(11:10)
高低図
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