登山初心者・ファミリーでも安心。関東近郊で楽しむ高原ハイキング
文・編集=鈴木志野、カバー写真=夏空がまぶしい霧ヶ峰(ジョージ・トッポ さん)
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レンゲツツジの群生と好展望を楽しむ湯ノ丸高原・湯ノ丸山 (長野・群馬)
別名「花高原」とも呼ばれ、高山植物の宝庫として知られる湯ノ丸(ゆのまる)高原。長野と群馬にまたがり、浅間(あさま)連峰の西側に位置するスキーや観光で人気の高原だ。ここで紹介する湯ノ丸山以外にも、烏帽子岳(えぼしだけ)、東篭ノ登山(ひがしかごのとやま)、西篭ノ登山(にしかごのとやま)、水ノ搭山(みずのとやま)など、山歩きにおすすめの山はいくつもある。
なかでも、お椀を伏せたような丸い山容が特徴の湯ノ丸山は、その名もツツジ平と呼ばれる、6月中旬から咲き始めるレンゲツツジの群生地として知られ、シーズンにはたくさんのハイカーや観光客が訪れる。さらに、展望のよさも折り紙付きで、標高2101mの山頂からは、目の前に烏帽子岳、そして浅間山や四阿山(あずまやさん)、北アルプスを一望する。
コースは、地蔵峠から入り、湯ノ丸山とは対照的な尖った山容の烏帽子岳、湯ノ丸山へと進む周回ルートが一般的だ。他にも、旧鹿沢温泉から角間峠を経て湯ノ丸山、烏帽子岳と周回するルートも取れる。
適期は5月中旬から10月までだが、冬には霧氷やスノーシューなどを楽しむハイカーも多い。
行程・コース
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